パラディウムのレインブーツ、パンパパドルライトの購入使用レポ、感想です。
先に、実使用したメリットデメリットをすぐ見たい人は
「パンパ パドルライトのメリットとデメリット」をチェックしてください。
普通の靴でも大丈夫かな?
レインブーツにした方がいいのかな?
が悩ましい日ってありますよね。
降っていない時見るからに「長靴」を履いているのはやっぱりヘンかな・・・?
パンパ パドルライトは、晴れている日に履いていたら普通のハイカットのスニーカーに見えます。
それでいて、ある程度の雨ならちゃんと水を防ぎ、合成ラバーのソールで濡れた道も滑りにくくなっています。
2019年春にパンパ パドルライト プラスという新モデルが出ていますが、私が持っているのは従来モデルの方です。
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パラディウム パンパ パドルライトを購入した理由
一番の理由は見た目です。
日常生活でも、レインブーツにするかどうかで迷うことは多々ありますが、
旅行ではなおさら。
遠征観劇旅行で、出発するときに雨が降っていたり、到着後に雨の予報が出ていたりしても、
いかにも雨靴に見えるレインシューズでそのまま劇場に行くのはちょっとイヤ。
でも、特に、日帰りで、わざわざ履き替えの靴を持って行くのも荷物が増えてイヤ。
ロングブーツタイプのおしゃれな長靴もありますが、
新幹線での移動や、観劇で、長時間座っている間にロングブーツはうっとおしい。
パドルライトはおしゃれっぽいハイカットスニーカーの形なので、
劇場で履いていても違和感がないし
座っていてもあまりうざったくならなそう、と思ったんですね。
- 普通レベルの雨では雨靴として十分機能する
- カジュアル系コーデならいろんな服に合わせやすい
- 長時間履いていて、不快感も少ない(ムレなし、ではないです)
いろんなカラーがありますが、
このタイプは、内側がギンガムチェックで、ちらっと見えるのもかわいいです。
パラディウム パンパ パドルライトの機能、外観
防水性
パンパ パドルライトは
一見、ナイロンっぽい布製のハイカットスニーカーに見えますが、一体成型でなくても、高い防水性を持たせています。
- 非吸水処理を施したメッシュ素材
- 防水性のブーティを内蔵
- 縫い目をテープ処理して水の侵入を防ぐ
霧吹きで水を吹きかけてみました。
表面で水滴になって流れる分もあるのですが、
ゴム長靴のように当たった水がすべて流れ落ちているのではなく、靴の表面は濡れた状態になります。
製品説明にもメッシュ状の布、と書かれていますから水をはじき返すわけではないんですね。
しかし、水は靴の中には浸みこんできません。
また、一見濡れたように見えても、ぐっしょり重たくはなりません。
パラディウムの製品の中には、防水仕様ではない靴もあるので、購入時はよく確認してください。
透湿性
製品説明では、
防水性はありつつ、透湿性もあって、蒸れない、となっています。
履いている実感としては、
普通のスニーカーと、全体が合成ゴムのレインブーツの中間くらいの感じです、
まったく蒸れないわけではないけれど、ゴム長に比べればかなりマシ。
テックライトのアウトソール
ソールには丈夫でクッション性が高く、軽量のテックライトを使用。
私は普段、オニヅカタイガーのCALIFORNIA 78をよく履いていますが、歩いている時のクッション感は似たような感じです。
長靴にありがちな、底にクッション感がまったくなくてかかとにバンバン響く感じはありません。
新モデル「プラス」はアウトソールにシャンク機能と、滑り止め機能が追加されており、よりアウトドア向けに機能アップされています。
アウトドアでの利用が多い方には新モデルの方が良いかも。
【従来モデル】
【新モデル】
パラディウム パンパ パドルライトのサイズ感
パラディウム パンパ パドルライトのサイズ感について、通販サイトでは
甲高の人は0.5㎝大きめを選ぶのがおすすめ
と書かれていることが多いです。
私は、甲が薄い足で靴のサイズは23.5か24㎝。
「ミハマ」では、シューフィッターさんに、長さとしては24㎝がよい、と言われました。
オニズカタイガーのCALIFORNIA78は24㎝、MEXICOは23.5㎝を履いています。
パラディウム パンパ パドルライトは24㎝を買ったのですが、
薄手の靴下だと、ちょっと、甲の上側に空間ができる感じがします。
紐靴なので、紐で多少の調節はでき、
特に、結ばない靴ひもキャタピランに紐を変えると、
伸縮性のある素材なので、フィット感が増しました。
パラディウム パンパ パドルライトのメリットとデメリット
- 見た目がおしゃれ
- 普通の雨なら十分な防水性
- 軽い
- ソールが丈夫で減りにくい
- 普通の靴よりは蒸れやすい
- 靴ひもがほどけやすい
- ハイカットブーツで足首が固定されるので疲れる
- 大雨には対応できない
メリット
見た目がおしゃれ
カジュアル系のコーディネイトならほぼなんでも合わせられます。
私が持っているのはカーキなのでかなりカジュアルなイメージになりますが、ブラックやネイビーはもっと合わせやすいでしょう。
見た目がいかにも雨靴ではないので、
「なんであの人晴れてるのに長靴履いてるの?」
となりません。
パラディウムは、フランスのミリタリーユースから始まったブランドですが、パンパ パドルライトはそこまでゴツくは見えないと思います。
普通の雨なら十分な防水性
私の感覚ですが、
「傘をささないと悲しい」と思い始める、1時間1、2mm程度の雨なら足元の濡れを気にせずに歩けます。
風が強いと、雨脚がそれほど強くなくても、履き口から水が入り込んでしまうことはあります。
軽い
サイズ24㎝の片足の重さは実測値で234gでした。
女性用スニーカーの平均的な重さが300gなので、軽い、と言えますね。
必ずしも軽い=歩きやすい靴というわけではないとも聞きますが、
個人的にはこれくらい軽い方が負担に感じなくてよいです。
また、旅行の時など、荷物に入れて持って行くときには軽いのは助かります。
ソールが丈夫で減りにくい
以前購入したロングタイプのレインシューズは、雨の日だけの使用なのに、1年くらいでかなりかかとが減ってしまいました。
(まあ、3,000円程度で安かったんですけれどね。)
パンパ パドルライトは、雨降りでなくても履いて半年間でその長靴よりもたくさん使っていますが、比べるとかかとが減りにくいように感じます。
スニーカーと同じで、底がすり減ったら買い替えが基本なので、減りにくいのはうれしいです。
どうしても修理して使い続けたい場合は、パンパ パドルライトのソール全張替を受け付けるリペアショップもあるようです。
ただ、その場合は、純正のソール9ライトテック)ではなくなるし、
私は、8,000円程度の費用をかけて張り替えるよりも、新モデルに買い替えたいかな。
デメリット
普通のスニーカーよりは蒸れやすい
蒸散機能がある素材、ということではありますが、
縫い目もテープで覆われていて、防水機能のあるインナーソールまで入っている、ということもあり、
まったく蒸れないわけではないです。
半日ずっと履いていると、
普通のスニーカーよりも、熱がこもってくる感じはあります。
なので、3泊以上の旅行でこれ一足だけ、というのはお勧めしません。
靴ひもがほどけやすい
私が持っているモデルの靴紐は、
平たい形で、ナイロンみたいな素材でできています。雨でぐっしょりしない、乾きやすい素材なのだと思います。
ただ、滑りやすいのか、歩いているとほどけやすいです。
そこで、靴ひもは、結ばない靴ひもキャタピランに変えました。
外国製のコピー製品含めて似たような商品が何種類かありますが、キャタピランは国産です。
伸縮性のある素材と、ノット(結び目)のようなコブとで、一番上を結ばなくてもしっかり止まっていて、
普通のスニーカーより脱いだり履いたりしにくいハイカットタイプにはとても便利です。
あとは、耐久性がどれくらいあるかですね。
ハイカットで足首が固定されるので疲れる
ハイカットスニーカーと同じ形なのですが、普通の靴と比べて足首をしめているので、歩くときや階段の上り下りで足首が動きにくく、そのぶん疲れやすく感じます。
私は、雨がひどくない日は履き口を折り返して履いています。
一番上の穴にひもを通さないと、75㎝紐があまりますが、
キャタピランは余った分は差し込んでおけばよく、邪魔になりません。
伸縮性があるので、普通の靴ひもできゅっと締めているよりも全体的に履き心地がラクです。
大雨には対応できない
形がハイカットスニーカータイプですから、
雨が地面に跳ね返ってくるような強い雨脚の時は、
履き口から水が入ってきてしまいます。
やはり、ふくらはぎまであるロングブーツタイプのようなわけにはいかないです。
パラディウム パンパ パドルライトはこんな人におすすめ
ずっしり重い靴が苦手な人
大雨用の重装備ではないレインブーツがほしい人
天気が不安な時に履ける靴がほしい人
観劇の時も雨の中移動するときは雨靴がいいけれど、
劇場の中では見た目雨靴っぽいものはちょっとなあ・・・とか、悩むんですよね。
パンパ パドルライトなら、よほど強い雨でなければ足が濡れないし、
それでいて、屋内や、雨が上がった時に履いていても不自然ではないので、
便利ですよ。
【従来モデル】
【新モデル】