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劇団四季『アラジン』公演再開後の変更点は?

劇団四季アラジン公演再開観劇メモ
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2020年7月15日から公演再開した、劇団四季『アラジン』を7月17日(金)観劇しました。

感染症拡大防止対応のため、

  • 入場方法
  • 劇場内でのルール
  • 座席配置

等が変わっています。

もともと、『アラジン』は、俳優さんが客席に降りてくる演出がなく、再開後も演出の大きな変更はありませんでした。

劇場内ルールの変更

電通四季海感染症対応

手荷物・上着等の預かりを中止しているので、どうしても大きな荷物がある場合は
新橋(JR/東京メトロ/都営浅草線)、汐留シオサイト(都営大江戸線)、汐留(ゆりかもめ線)といった、駅のコインロッカーに預けてから劇場に向かいましょう。

劇団四季の公演では、通常は客席内では飲み物を飲むこともNGなのですが、
現在は、ロビーで人が密集することを防ぐために、上演中以外はペットボトル等フタ付きの飲み物を飲むことが可能になっています。

逆に、通常はロビーでお弁当などを食べることが可能ですが、現在はロビーも食事はNGです。
幕間休憩中に、劇場から出て、劇場前の休憩所でカロリーメイトみたいなものを食べている人はいました。

電通四季劇場【海】の、入り口前のスペースは吹き抜けで開放感もあるので、幕間休憩中はロビーや客席にいるよりむしろ劇場から出たほうがのんびりできるかも。

座席は、以前販売した全席をキャンセル・返金として、最前列を開け、1席空けて席配置で再販売しています。


劇団四季『アラジン』演出で変わったところ

開演前のアナウンスでは、

「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一部の演出に変更がございます」

と言われましたが、

最初にも書いたように、
もともと、『アラジン』では、出演者が客席通路に降りてくる、直接観客と接するといった演出がなく、
大きな変更はありません。

変更点は

1幕”フレンド・ライク・ミー”で、ジーニーが、客席に「みんなも!」と、発声を促していたところを、客席ではなく、舞台上のアラジンに呼びかける形に変わったことと、

アラジンとジャスミンのキスシーンで、「キスしているフリ」になったくらいだと思います。
(アラジンが、手でジャスミンの頬を包んで隠しています。)

セリフの間合いが変わったところはいくつかありました。

『アラジン』は、観客が笑う場面が多いんですけれど、
今は声を出して笑いにくい雰囲気があって、実際あまり笑い声が出ないんですよね。

ちなみに、注意事項の中に笑わないように、というのはないんですが、私もちょっと遠慮しました。

拍手は、人数が定員の半分以下で、学校観劇の学生さんもいたわりにはさみしくなかったので本当は多くの人がちゃんと反応したかったんだと思います・・・

そんな感じなので、従来は観客の笑い声が入ることを見越して間を空けていたところを、詰めて話すようにしているみたいです。

おかげで、変に間が開いて「あれ?」という感じにはならず、自然に観ることができました。

やっぱり、
お芝居って、舞台上の人同士の交流だけじゃなくて、観客とも交流して成り立っているものだということと
四季のミュージカルが、ちゃん「芝居」であることを再確認できました。

あおなみ
あおなみ
早く普通に笑って観られるようになってほしいですけれどね。

劇団四季『アラジン』2020年7月17日昼公演キャストと感想

劇団四季『アラジン』2020年7月17日キャストボード
ジーニー 道口瑞之 アラジン 厂原時也
ジャスミン 岡本瑞恵 ジャファー 牧野公昭
イアーゴ 阿部よしつぐ カシーム 田中宣宗
オマール 嶋野達也 バブカック 白瀬英典
王(サルタン) 志村 要
男性アンサンブル

女性アンサンブル
蔦木竜堂 濱中湧大 井上佳奈 吉田絢香
熊川剣一 田川雄理 川田奈々子 石戸瑤子
永田俊樹 高草木健二 秋山 舞 坂本すみれ
川村 英 二橋 純 田代美里
清川 晶 ハンドコ アクアリオ
渡久山 慶 小林清孝

厂原時也さんは、アラジン役開幕時トリプルキャストの1人なんですが、
2019年は『カモメに飛ぶことを教えた猫』ゾルバ役で1年以上『アラジン』では拝見していませんでした。

他の方のアラジンで、
泥棒しないと生きていかれない境遇、というのは前提としても、
アラジン自身が口八丁手八丁でなんとかやって行けてるからあんまりちゃんと考えていないだろ、って思うこともあるんですが、

厂原さんは、声が落ち着いた雰囲気とうこともあって、軽さチャラさはあまりなくて
Rough diamondというより、もう磨かれていて見出されていないダイヤっぽくて、
そんなアラジンがコソ泥暮らしをしていることが余計深刻に感じられる。

ジャスミンに「お姫様だなんて知らなかった」と言う時に顔を上げないところとか、身分差へのコンプレックスがその後の行動の下敷きになっているんだな、と思いました。

緊急事態宣言期間中はあざみ野でのレッスンやリハーサルもできなかったということですが、
舞台全体、レベルを維持するどころか、進化も感じられて、そういうものを見せてもらえることがありがたいです。


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