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劇団四季「アラジン」’18年12月7日昼公演観劇メモ

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劇団四季『アラジン』、2018年12月7日昼公演の観劇感想メモです。

今年8月に萩原ジーニー観ていますが、年内にまたジーニー役で出演すると思っていなかったので、キャスティングされた時には「これはフリーランスでボーナスがないあおなみの、冬のボーナスだ♪」と思いました。

チケットは、月曜日の朝起きてすぐ何となくSHIKI-ONLINEを見たら空いていたので取ったもので、つまり、買ったのは週間キャスト発表前でした。
下手ブロックの通路際、という良席で本当にボーナス。

感想はネタバレなのでご注意ください。

あおなみ
あおなみ
あと、いうまでもないかもですが、「こう見える」という解釈は個人的なものなので、見る人によっても感じ方はまったく違うと思います!

※文中の略語
「B.O.A.C」=「バブカック・オマール・アラジン・カシーム」
「A.W.N.W」=「ア・ホール・ニュー・ワールド」

劇団四季『アラジン』2018年12月7日昼公演キャスト

ジーニー 萩原隆匡 アラジン 島村幸大
ジャスミン 三井莉穂 ジャファー 勅使瓦武志
イアーゴ 町田兼一 カシーム 乾 直樹
オマール 戸高圭介 バブカック 白瀬英典
王(サルタン) 吉谷昭雄
男性アンサンブル

女性アンサンブル
蔦木竜堂 田井 啓 井上佳奈 水田菜月
熊川剣一 中村 巌 濱田恵理子 小野日歌里
深堀拓也 中野高志 加藤久美子 石戸瑤子
水原 俊 川村 英 田代美里
品川芳晃 林 晃一
安東 翼 廣野圭亮

※女性アンサンブル7枠(この日は田代さん)は、女占い師とジャスミンの侍女
※男性アンサンブル11枠(この日は安東さん)は、衛兵隊長ラズール


劇団四季『アラジン』2018年12月7日昼公演観劇感想

この日は2階に高校生と幼稚園の団体がいて、オーバーチュアから手拍子でノリノリ。

萩原ジーニーは、2015年7月2週目のデビューから、一応、毎回出演の度に最低1回は見ているんですけれど、
「いまここであったばかりの俺たち」のラップがちょっと変わりましたね。

萩原ジーニーは、アラジンに対しては、従兄弟のお兄さんのよう。
またアラジン以外のキャラクターとの絡みが多いジーニーだと思います。

ジーニーは、ランプの主人のアラジン以外はまったく目に入っていない、という解釈もありで、その方が王道かもしれないけれど、私は萩原ジーニーが、あの世界のみんなと関わろうとしているところが好き。
「一人じゃないさ」でも、「アラジン以外に3人も友達できたよ!嬉しい!」って感じがします。

「アラビアンナイト」「フレント・ライク・ミー」「プリンス・アリー」でも、アンサンブルのダンサーさんたちとのコンタクト多めです。

「アラビアンナイト」は狂言回しの商人だったかな?ジーニーではないらしいのですが。
「気をつけろ」で、剣を持っている11枠安東さんと、一番しっかり目船が合うのが萩原さんなんです。(ジーニーも11枠も、ですが)他のキャストではこの二人の間の空気がちょっと違う。

「プリンス・アリー」では、女性アンサンブルに帽子を渡した後、投げキスしていました。
そういえば、’02~04ごろ『キャッツ』で萩原ギルバート隊長が、グリドルボーンの船の上から投げキスすることがあったような記憶が。

萩原ジーニーと言えば、ダンサー並みに(というか本人ダンサーさんなので)バンバン動いて踊るんですけれど、今回も、ビックフィニッシュ、の開脚ジャンプで客席から「すごーい!」という声が。
そうですよ、こんなジーニー、世界でも他にはいない。

「プリンス・アリー」の「そうヘーイヘイ、お出迎えを」のダンス、誰よりもキレッキレです。

「フレンド・ライク・ミー」の後の「持ってちょうだい」で、
アラジンがジーニーの脚をもち上げた時ももともと柔らかい人なので、脚が肩の上まで上がってしまう(笑)。

はけるときのジャンプは、1幕ラストがアラベスク・ソテ、「プリンス・アリー」の後がジュッテ・アントゥールナン(回転ジャンプ)でした。
ソテは、上に跳ぶジャンプ。それがアラベスクのきれいな形でポン、と上がるのがダンサーらしい。

島村アラジンは、ジーニーに「手放せない」「分かってくれよ」と言うと後ろを向き、ジーニーが「ああ、分かるさ」と言うのを聞くとホッとしちゃうんですよね。
いや、そこでホッとするのは、アラジンの甘えで、ダメでしょ。
島村アラジンが「底を打つ」のは、ジャファーに正体をばらされた時ではなく、自分のダメさに気が付いたこの時なのかもしれません。

相手が萩原さんの時に限りませんが、島村アラジンはジーニーを見てから、ジャスミンに「(彼がそう呼んでいるように)アルって呼んで」というのが、すごく好きです。

下手前方の通路側席からは「自慢の息子」の前、男性7枠の水原さん(この場面では果物屋)が、アブダラ王子に売り込みして肘で思いっきり払われたのが見えました。

この果物屋さん、一生懸命仕事しているのですが、老いた乞食を追い立てたり、なんだか余裕がなくて、しかもアラジンとアブダラ王子のトラブルで、他の人たちも買い物する気分でなくなってまって商売あがったりな上に、王子にあしらわれ、さんざんです。

アラジンは、ここでコソ泥暮らしをやめようと決心しますが、一方で、商売がうまくいっていない人がいて、そんな、簡単なことじゃないんだよね。

水原さんは、クライマックスでは下手の貴族で、サルタンに命じられてイアーゴを捉えに行く、6枠衛兵(この日は中野さん)に声をかけたり「しっかりやってこい!」と背中をたたいたりしています。

クライマックスで、アラジンが「待ってください」と駆け込んできたときに、
男性5枠深堀さんが前の場面で自分がアラジンに届けた衣装のことを話している風だったり、侍女3人が、大切にしている姫の婿君を見て喜んでいる感じとか、周りのお芝居を見ているのも楽しくて、ほんと目が足りない。

男性アンサンブル3枠の熊川さんも見ているとすごくおもしろくて、
「B.O.A.C」のあたりでは、お花屋さんで、ピンクの花を持ってウロウロし、女性だけではなく、絨毯を抱えた男性6枠の中野さんにも押し売りしようとしています。それもけっこうしつこい(笑)。

「ハイアドベンチャー」の前は、天秤棒を担いだ行商人で、ひもでつないだ唐辛子を肩にかけて女性2枠に売り込んでいましたが、下手のスパイス屋さんふくめ、素手でいっぱい唐辛子さわらないほうがいいんじゃ・・・その手で目を触ったらたいへん。
(その、下手スパイス屋の6枠中野さんの肩甲骨周りの筋肉、すごかった)

ウェディングの「A.W.N.W」では、熊川さんが下手で、後から登場する11枠安東さんを誘って腕を組んでくるくる回った後、ランベルセを決めて、センターでジャスミンが踊るときにも合わせて踊っていました。

女性アンサンブル5枠の加藤さん、福岡『リトルマーメイド』のアースラ役から戻ってから、むしろかわいくなった気がします。
5枠はジャスミンの侍女の中で一番年下という設定なんですけれど、
キャスティングされているのが、加藤さん、高倉恵美さん、駅田郁美さん、などわりと「姐さん」っぽい方たちで、実年齢でも若手なのは多田毬奈さんだけなんです・・・

でも最近、加藤さんすごくかわいらくて、「まだ宮廷つとめの経験が浅い侍女」という感じがします。

男性9枠の品川さん、デビューしたばかりのころは、ジャファーの「わいろ」をガン見して、がっつり、隊長に怒られていましたが、最近、阿吽の呼吸になりましたね。

この場面の9枠衛兵さんは、見ちゃって怒られる、自分から目をそらすなど、その時によっていろいろで、ラズール隊長(男性アンサンブル11枠)も、「金は受け取るけれどアラジンを始末できなくなったのがいまいましい」という時と「金をもらえるなら、とりあえずいっか」など、同じ役者さんでもそのときのテンションとか交流の感じで多少幅があってすごくおもしろいです。

ところで、ラズール隊長、毎回、7枠鳥かご屋さんの商品をチェックしていますが、意外と小鳥好きだったりして(笑)。

どうしても男性アンサンブルに目が行ってしまいますが、『アラジン』は女性アンサンブルの数が少ないし、アラジン+3人組と衛兵隊の絡みが多いせいもあって、侍女を演じる1枠、5枠、7枠以外の女性アンサンブルって出てくる場面も少なめなんですよね・・・

話が飛びますが、ジャファーの「法律にしたがったまでです」で、バツが悪そうにするサルタンは吉谷さんだけですよね?

石波さんや志村さんの時には、確かに王族誘拐=死刑という法律はあるけれど、王に無断で国務大臣が死刑を執行するのは越権行為なのだろうな、という感じがします。

吉谷サルタンだと、死刑執行は本当はやりすぎだけれど、細かい実務はジャファーに任せていて普段なら事後承諾でも問題なかったという方にウエイトが置かれているのかな?

この辺は、石波さんが「娘と結婚した時から次の王ということになる」というセリフについて、
個人的に「ただし3年間は自分が摂政として国政を見る」を心の中で付け加えて自分で納得して演技している、という話があったように、それぞれのキャストさんの落としどころがあるのでしょう。

そういった、メインもアンサンブルも、こういう解釈をしているのかな?とうかがえるのが、何度同じ作品を観ても面白いところですよね。

平日昼で、割と年倍のお客さんも多かったのですが、帰りに客席通路を歩きながら「夢の時間だったね」と話し合っているご夫婦らしい人たちがいらして、私も、隣の奥様っぽい方と(もちろん、初対面)「楽しかったですねー」「お疲れさまでした」とにっこり挨拶して、

観た人みんなが幸せな気持ちになれるという点からも、『アラジン』、大好きです!!

おまけ

あおなみ
あおなみ
この日のジーニー役萩原さんは、2002年『キャッツ』大阪公演でギルバート役で出演していたのですが、2002年夏に来場者に無料配布されたトレーディングカード(萩原さんのギル)こちらの記事に載せています。
【劇団四季キャッツの猫たち】ギルバート('02配布のカード)この記事では劇団四季ミュージカル『キャッツ』ギルバート役について、2002年大阪公演夏休み企画で配布されたカードの記録を兼ねて、キャラク...

萩原さんは、メイクがうまい・早いことでお手本にされることが多いそうなんですが、この当時からギルメイクもすごくきれいでした。


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