C席観劇 PR

劇団四季「ライオンキング」東京公演’18年11月24日観劇メモ(初C席・もうすぐ20周年)

記事内に広告を含む場合があります

こんにちは、あおなみ(@aonami491)です。
劇団四季『ライオンキング』東京公演の、2018年11月24日(土)昼公演、初めての『ライオンキング』C席観劇のレポートです。

以前「春」劇場のころ、立見で見たことがあるのでその時の見え方よりも多少は近い&座っていられる、という感じで、個人的には納得・満足の観劇^^

こちらのメモはネタバレありの観劇感想を含みます。

『ライオンキング』C席の見え方などについては、ネタバレなしで、別途まとめましたので「ネタバレはいや、でもC席については知りたい」という方はこちらを読んでください。

ライオンキングC席の見え方
劇団四季「ライオンキング」東京公演(四季劇場・夏)のC席の見え方は?この記事では、『ライオンキング』東京公演について、 劇団四季専用劇場「積水ハウスミュージカルシアター四季劇場【夏】」C席の見え方につい...

劇団四季『ライオンキング』東京公演2018年11月24日(土)昼公演のキャスト

ラフィキ 平田曜子 バンザイ 松尾 篤
ムファサ 内海雅智 エド 川野 翔
ザズ 雲田隆弘 ティモン 近藤聡明
スカー 本城裕二 プンバァ 荒木 勝
ヤング・シンバ 勝田朝陽 シンバ 永田俊樹
ヤング・ナラ 岩淵心咲 ナラ 木内志奈
シェンジ 海野愛里
男性アンサンブル

女性アンサンブル
宮野 薫 片山怜也 川原晶絵(サラヴィ) 梅﨑友里絵
五十嵐 春 浜名正義 横田栞乃 古田しおり
菊地智弘 二村誠俊 稲葉愛夢 原田美欧
渡邉勝馬 齊藤太一 中原詩乃 織田なつ美
進藤拓実 桧山 憲 守山ちひろ 吉田千那津
中田雄太 杉本 崇 坂井菜穂 吉村侑姫
藤木達彦 あべゆき

※この表ではアンサンブルの枠は縦方向に1、2となっています。

(※キャストボードではアンサンブル枠は横に1、2と見ます)

キャストボードも20周年仕様。
そういえば、このキャストボードには演出や振付などの記載がないですね。特別仕様だから?

春劇場で立見をしたときのキャストと、

シンバ、バンザイ、シェンジ、サラヴィ、それからアンサンブルキャストの方も結構かぶっていました。
C席についての記事にも書きましたが、C席は、オペラグラスなしでも知っている役者さんであればアンサンブルでも結構分かる場面が多いです。

赤いレイヨウ:中田さん
白いレイヨウ:五十嵐さん
キリン:浜名さん
ライオネスに食べられるレイヨウ:齊藤さん
One by Oneの赤い衣装:渡邉さん
チーター:原田さん

は、「アンサンブルのこの枠はこの役」と知っているのですぐ分かりました。


『ライオンキング』東京公演2018年11月24日(土)昼公演・感想

ラフィキは平田曜子さん。この役で観るのは初めてです。どっしりとした包容力のあるラフィキです。

「夏」劇場に引っ越したときの演出変更で、赤レイヨウ(中田さん)が2階席から出るようになり、S1の前日予約席からは度も見えたことがなかったのですが(笑)、今回はC席からなので見えました。

逆に、1階の上手にいる白レイヨウ(五十嵐さん)は見えません。

「サークルオブライフ」で、五もっとも客席が沸くには、1階通路を巨大なゾウやサイが歩いて来る時なのですが、C席からだと舞台への階段に差し掛かったくらいでやっと全部見える感じになるので、1階席のような「うわーっ」という臨場感はないです。

でも、この日の自分は、もう冒頭の、上る太陽をバックにキリンが二頭歩いてきて、バードソリストが出てきたところで

爆泣きしていました。

「サークルオブライフ」は、毎回、何度見ても鳥肌が立つんだけれど、今回は何がそんなに琴線に触れたのかは分かりません。

バードソリストの二村さんのパッセは、ぱっと足が上がったときにふわっと浮き上がって見え、とても美しいですね。

プライドロックにムファサとサラビが現れて、動物たちが沸き立つように動く空気感、バードレディの鳥がいっせいにはばたく感じなどは、に描き席から見下ろした方がよくわかるかもしれません。

「ああそうか」と思ったのは、C席からは、1階席よりキリンの首がすこし短く感じること。

もともと、本物のきりんの首と体の比率に比べて少し短いのですが、上から見下ろすと余計そう見えました。
逆に、1階の前方席から見るとみ絵あげる角度になるので長く感じているのだと思います。

「メスライオンの狩り」は、若いライオネスたちがマスクを頭から外してさーっと前進するところで、布が本当にライオンの背中のように見えるし、フォーメーションもよくわかります。

食べられるレイヨウが奈落を使って降りていくところは、照明でうまく見せていて、ぱかっと四角く穴が開いたようにはならないんですね。

オープニングや、「準備しろ!」では、通路を通る動物たち、と地続きでない感じがちょっと寂しいC席ですが、
2幕冒頭の「One by One」では、鳥を飛ばす人たちが2階席にも来ますし、B席・C席の近くにも立っているので、ここはすごく楽しいです!

舞台に4人並ぶ男性シンガーのうち、上手側赤い衣装が渡邊勝馬さんだと思いますが、動きキレッキレでかっこよかった。
2015年の、研究所を取材したテレビ番組で「航空自衛隊から劇団に入った人」として紹介されていて、その時からちょっと注目させてもらっています。

雲田さんのザズはかなり久しぶり。コメディリリーフというだけではなく、王家に仕えるもの、という雰囲気がしっかりあって、品の良い執事さん。

永田さんのシンバ、負けん気が強い男の子!のまま成長した感があり、再会したナラに巻けて悔しがる様子がかわいらしいです。
そんな子どものころの関係から、急速に「恋」に発展するんですけれど、ナラに手を差し出すあたりからそれが表れているのも、いい感じです。

今回の観劇で特に、というわけではないんですが、
「終わりなき夜」の前、シンバがムファサから聞いた歴代の王たちの話をして、ティモンとプンバァに笑われる場面って、悲しくなります。
シンバはティモンとプンバァに救われたけれど、結局ここが彼の本来の居場所ではないことを暗示しているのだろうな。
そうでなくても、親しい間柄こそ、意図せずに相手を傷つけてしまうことはあるよな、とも思います。

本城さんもスカーで観たのは初めて。
いろんなタイプのスカーがいますが、本城スカーの動機は、恐怖心かなあ。すごい野心で王になりたい、というより、そうしないと自分の生存が脅かされるというような。

初C席の感想

初C席ではありますが、前述のように、立見をしたことはあります。(現在、営業しているすべての劇団四季専用劇場には立見席はありません)、その時と比べると、とにかく座っていられるし、もう少しは舞台に近い。

よく利用しているS席センターブロックの10列目くらいまでと比べると、
動物のパペットがすぐ近くを通る、といった臨場感似は欠ける一方で、上から(または遠くから)見たほうがむしろきれい見えるシーンもあります。

役者さんの演技に関しては、LKは生身の役者さんの顔の表情以外にも、マスクやパペットの角度、動かし方でも演技をしているので、どーしてもその人を近くでみたい、という場合以外は遠くからでも分かりにくいことはないかな、と思います。

あおなみ
あおなみ
これで3240円ならぜんぜんOK。またC席でも観たいな。

というのが私の感想。そんなにしょっちゅう見るわけではない人も、できれば、S席の前の方と、2階席(S~Cどこでもいいです)と、それぞれ体験してほしいです!

今回の席はC席2列あるうちの前の席で、後ろはPTAのバス旅行のお母さんたちでした。学校の名前が入ったカードを首にかけていましたが、方言が道口さんと同じなので、「おお!」と思った^^
幕間に「寝ちゃってた」と言っている方もいましたが、ラストまでには結構楽しまれていたようでよかったです。

最近、『ライオンキング』だけではなく、『キャッツ』『アラジン』でもとPTA団体に当たることが多くて、営業さんが積極邸に提案しているのでしょうが、

都内や埼玉、神奈川の学校で現地集合・解散ならともかく、
公立高校のPTAで、バスで東京まで来るという旅行があるというのがちょっとびっくりです(自分は団体行動苦手なので)。

劇団四季『ライオンキング』はもうすぐ20周年

『ライオンキング』は、2018年12月20日に日本上演20周年を迎える、ということで、
劇場の外も、中も、20周年を盛り上げるディスプレイがたくさんありました。


(昨年の、ブロードウェイ公演20周年に劇団四季から贈呈したもののレプリカ)

私が大人になって四季観劇を始めたのは2002年からで、『ライオンキング』もその時からずっと観てきていますが、製作されて20年経っても、作品が古くなった感じはまったくないですね。

動物をモチーフにした神話的なストーリーと、伝統芸能の手法を用いた演出

は、あまり時代の変化に影響されないという面もありますし、もちろん、細かく変えていっている部分もたくさんあるのだと思います。

リニューアル前後でリズムやメロディが変わった曲を動画などで聴き比べてみると、やはり変更後の方がちょっとひっかかりがある、「お!」と思わせるものが加わったと分かります。(変わったから、ではなく)

個人的には、観劇の優先順位に影響するレベルで応援している役者さんたちが、『ライオンキング』キャストになることが少なくて、そのためにどうしても劇団四季の作品の中で観る回数が少ないんです。

その役者さんたちが今持っているカラーが作品の世界観と少し違うのかな。となると、その方たちが好きな私の「ドンピシャ」とは少し違うのもしれない。

それはそれとして、やっぱり、多くの人の心に訴えるすごいパワーのある作品だと思いますし、観たら私もそのたびに感動します。

これからも30周年、50周年と続いていってほしいです。


関連記事
\URLをコピーしてシェアしてね/
この記事のURLをコピーする