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劇団四季「ライオンキング」東京公演(四季劇場・夏)のC席の見え方は?

ライオンキングC席の見え方
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この記事では、『ライオンキング』東京公演について、
劇団四季専用劇場「積水ハウスミュージカルシアター四季劇場【夏】」C席の見え方についてまとめています。

劇団四季の『ライオンキング』、C席って安いけれど見え方はどうなんでしょうか?あまりにも小さく見えたりお芝居がよく分からなったりする?
東京・大井町の四季劇場・夏で『ライオンキング』をC席で観劇しました。
見切れもないですし、全体が見渡せるのでコスパはいいと思います。ただし、注意点もあります。

2018年11月24日、四季劇場【夏】で『ライオンキング』をC席(2階10列の上手ブロック)から観劇しました。
劇団四季専用劇場は、(北海道四季劇場とキャッツ・シアター以外)どこも構造はあまり変わらないので、今後、他の専用劇場で『ライオンキング』を上演する際にも参考にしていただけると思います。

「遠く または 近く感じる」は、個人の主観も大きいのですが、そこは了承の上で、参考にしてみてください。

劇団四季『ライオンキング』東京公演のC席の位置は?

<四季劇場・夏の座席表>


(会報誌「ラ・アルプ」より)

C席は赤で囲んだエリアで、84席あります。1210席のうちの84ですから数はかなり少ないですね。
私が今回座ったのは緑色で囲んだあたりです。

C席ってどこで買えるの?

四季のチケットを販売するすべてのプレイガイドにC席があるわけではなく、
『ライオンキング』C席の取り扱いは、
劇団四季公式(SHIKI ON-LINE TICKET、電話予約)、チケットぴあ、JR東日本四季劇場チケットセンター/びゅうプラザ、カンフェティ、エポトクプラザなどになります。

『ライオンキング』の場合は(いつもではありませんが)劇団四季公式の当日券前日予約でもC席が買えることがあります。

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劇団四季『ライオンキング』東京公演のC席の見え方は?

『ライオンキング』東京公演は、四季劇場・春(港区芝地域再開発のため2017年5月でいったん営業を終了)ではC席よりさらに後ろの立ち見席で観たことがあります。

あおなみ
あおなみ
(立ち見でもちょっと疲れることを除いては)見え方としてはぜんぜんいいな^^

と思ったくらいなので、それより舞台に近く、座っていられるC席からの見え方は、個人的には特に不満はありませんでした。

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舞台までの遠さ

これは、上にも書いたように感じ方はそれぞれですし、事実、最も舞台から遠い席ではあるので視覚的には「やっぱり遠い」と感じる人もいると思いますが、公共ホールの2階席と比べたらすごく近いです。

顔の表情は意外と見えますよ。細かく見るにはオペラグラスが必要ですが、なくても(あおなみはコンタクトレンズでの矯正視力0.9くらい)「何を表しているか」は分かります。

また、セリフに関しては、四季の俳優さんたちは客席の一番後ろまで一音一音届くようトレーニングを積まれていますので、遠くても聞き取りにくいことはありません。

アンサンブルも、顔・背格好が記憶にある役者さんであれば全部のシーンはムリでも、分かる場面はあります。
(私は今回、男性アンサンブルの齊藤太一さんはけっこうすぐ見つけられました。「食べられるレイヨウ」ということは知っていたんですけれどね。)

リピーターにとっては、台本に書かれているセリフではない、オフマイクでの芝居も楽しみの一つだったりしますが、
『ライオンキング』では、アンサンブルが、草や動物なので、『アラジン』など他の作品と違って「ガヤ」の場面がなく、メインキャストもオフマイクのやりとりは少ないんですよね。そういう意味では「C席だから遠くてオフマイクが聞こえなくて残念」ということがあまりないのでは、と思います。

見切れについて

舞台の天井近い部分がわずかに客席天井に隠れますが、プライドロックや、クライマックスシーンの崖の上などには被りません。
また、今回はセンターブロックではなく、上手ブロックから観たのですが、1階席のサイドブロックから見るよりも右サイドの見切れ(舞台袖に被って見えなくなる)が少なく感じました。

音響と照明

他の作品の「C席」記事にも書きましたが、音響と照明の効果はむしろ後方の席の方がよくわかります。

10列より前だと、マイクを通した音と、役者さんの生の声がダブって聞こえて、それも「生の舞台」という感じでいいのですが、
後ろの席では、すべての音が音響さんが調整した音(演出的に本来こういう風に聞こえてほしい音)で聞こえます。

照明も、シルエットが浮かび上がる、とか、照明で心情を表す、といった演出は、
後ろの席の方がはっきりわかりやすいです。

『ライオンキング』C席の見え方
やや遠目ではありますが、全体がバランスよく見え、聞こえるのが、C席のメリットです。

『ライオンキング』を象徴する場面のひとつが「サークルオブライフ」(幕開きとラスト)。
多くの動物が舞台に集まるため、前方席だと重なり合って見えにくいところもあるのですが、C席なら、映画の「引き」の感じで、常に舞台全体を見ることができます。

1幕の「メスライオンの狩り」も、ライオネス(女性ダンサー)のフォーメーションを上から見下ろすことができますし、布とマスクを巧みに使って「メスライオンが俊敏に獲物に迫るダンス」を堪能できました。

1階前方席と比べると生々しい迫力は薄れますが、逆に、全体を俯瞰して観ることができる感じです。
四季のぉとあおなみ

『ライオンキング』C席だとちょっと残念なこと

『ライオンキング』では、何度か、動物たちが1階客席通路を通る場面があるのですが、2階C席にいると、その臨場感が味わえません・・・

あの時の、動物(パペット)の迫力や、「うわーっ」と客席が沸く感じは体験していただきたいです。ぜひ一度は1階S席に座ってみてください。

2幕頭のOne by Oneでは、2階席も、すぐ近くで「〇〇」が見られる、というお楽しみがありますよ^^

『ライオンキング』に限りませんが、2階のB席、C席は、生徒・学生団体、PTA団体、ツアーの団体など、団体のお客さんが利用していることが多いです。
1階センターブロック前方の席よりも、ノリがよくなかったり、拍手が少なかったり、どうかすると寝ていたりという傾向はあります・・・

あと、個人客でも自撮りしたり緞帳の写真を撮ったり、というルール違反をしちゃう人は1階より目につく気がします。

一方で、C席はリピーターが(何度も観るのに予算を抑えるために)利用することも多くて、隣の人が「ああ、LKが大好きなんだな」と感じるとすごく嬉しいです。

『ライオンキング』C席で注意が必要なこと

C席(2階席の最後方)は傾斜がきついです。
『ライオンキング』は、家族で観劇に来られる人も多いのですが、
小さなお子さんがいっしょで、「チケットが安い」、「何かあったときに外に出やすそう」、という理由でC席にしようか、と考える方もいると思います。

私の友だちも、当時3歳の子どもと一緒に四季劇場・夏で『リトルマーメイド』東京公演を観る際には、C席を買っていました。

子ども料金設定があるファミリーS席を、1階だけではなく2階にも設けているくらいなので、劇団側としても2階席にお子さんが来る、という前提で運営はされているはずで、『ライオンキング』観劇の時も、劇場に入れるギリギリ3才になったばかり、くらいのお子さんもB席あたりにいました。

ただ、階段の傾斜がきく、足元が狭く、照明も暗くなっていますので、上演中に、お子さんがぐずったりトイレに行きたがったりして外に出る必要があっても、意外と動きづらいです。
また、高齢の方がいっしょの場合にも傾斜や階段のことは考慮に入れたほうがいいですね。

『ライオンキング』は、2才以下(3才未満)のお子さんは入場ができませんのでチケットをお求めの場合はご注意ください。

S席、A席の「ファミリーゾーン」を利用すると、子供(3才~小学校6年生以下)の分は子供料金で購入することができますので、
家族みんなで観劇するには料金がちょっと・・・という場合は、ファミリーゾーンも検討されては?

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それから、意外と盲点だったのが、「首への負担」です。
たまたま今回、私自身が首・肩のコリと、バネ指になりそうな感じで指が曲がりにくい(かなりヤバいですよね、幸い回復しましたが)という症状があったのですが、
1幕を見ているの途中で、「首を前に出してうつむく姿勢はマズい!」と感じました。

「舞台の見え方」以外の、2階C席の注意点は、こちらの記事にまとめました。
「首凝り」のストレッチも紹介しているので、見てくださいね!

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まとめ・『ライオンキング』C席はコスパよし、ただし注意点も

四季劇場・夏に限らず、劇団四季専用劇場は、他の施設に比べるとC席でも舞台に比較的近く、私はC席から観るのも好きです。
『ライオンキング』の場合も舞台全体を観る、という点からなんら不満はなし。コスパを優先したい方にはお勧めです。

1幕で動物が通路を通るのは1階席だけで、C席からはその臨場感が味わいにくい

お芝居は十分に理解できますが顔の細かい造作はオペラグラスがないと見えない

ちょっと周囲のお客さんの「熱」が低い時がある

などのマイナス点を割り切れば、3,240円なら十分楽しめると思います。

関連記事
>>S1~C席の中で『ライオンキング』のおすすめ席

C席近辺は、階段の段差が大きいので、小さいお子さん連れの場合は出入りの時の足元に注意。
また、ストレートネックなど首の不調のある方は、ずっと斜め下を見ている姿勢がつらいこともあるのでその点には注意してください。

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