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劇団四季・北澤裕輔さんインタビュー’19年7月30日「山浦・深谷のイチジカラ!」

劇団四季 北澤裕輔さんインタビュー
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この記事では、2019年7月30日に放送された、東海ラジオ「山浦・深谷のイチジカラ!」での
劇団四季俳優・北澤裕輔さんのインタビューから、印象に残ったことなどをまとめています。

北澤さんが出演したのは14時台の「懺悔の値打ちはアルジカラ」というコーナー。
このコーナーでは、ゲストが何か懺悔をして、そのインパクトについての判定結果によって、宣伝コーナーの長さが決まります。

以前、「ジーザス・クライスト・スーパースター」マリア役の山本紗衣さんが、同じコーナーに出演して
「父の日に(地方公演のため)プレゼントをお父さんに渡せない」という懺悔をしたのですが、父の日の前だったため「前もっての懺悔はダメ(笑)」と「懺悔の価値なし」と判定され、PRタイムは5秒でした。

パーソナリティは、東海地方を中心に活動するタレント山浦ひさしさんとフリーアナウンサーの深谷里奈さん。

劇団四季・北澤裕輔さんインタビュー

北澤裕輔さんの紹介

深谷さん:北澤さんのやっていらした役がすごくて、『オペラ座の怪人』ラウル、『ライオンキング』シンバ、『美女と野獣』ビーストなど主役級の役ばかりなんですよね。

山浦さん:劇団四季の菅田将暉といってもいいくらい!

北澤さん
北澤さん
言いすぎです(笑)

山浦さん:年齢はだいぶん違いますね。あ、年齢ってお伺いしても大丈夫なんですか?

北澤さん
北澤さん
ぜんぜん大丈夫ですよ。47才です。昭和47年生まれです。

北澤裕輔さんがした懺悔とは・・・

北澤さん
北澤さん
懺悔は、僕、劇団四季俳優でありながら、今回の『エビータ』ペロン役の出演まで約1年ぶりになりました。

山浦さん:そんなことがあるんですね。それはまたどうしてなんですか?

北澤さん
北澤さん
それが、僕、稽古の方を指導する、ということをやっているんです。

ちょうど1年くらい前から、「オペラ座の怪人」とか、「ノートルダムの鐘」などで
教える側、というか、歌の方の稽古管理という裏に回っていまして、
それで、今回(ペロン大佐役)は初役なんですけれど、それまでに1年以上間が空いてしまった、という。

山浦さん:じゃあ、1年くらい空いて、今回の『エビータ』の役はどういう経緯で。

北澤さん
北澤さん
なんでですかね?僕もちょっとわからないんですけれど。
たまたま、今まで見てきた稽古が落ち着いたのもありますし、それでちょっと新しい役を、という話がありました。

劇団四季の配役は基本的にオーディションで決まるのですが、
製作部から「この役を」と言われることがある、という話はインタビューでたまに聞きますし、
オーディションも、製作部から「受けてください」と言われることもあるそう。

山浦さん:もちろん、引退はされていないわけですから。

北澤さん
北澤さん
そうです、(俳優も教えることも)両方やっているんですけれど、教える方の仕事が重なると、半年、1年、舞台に出ない、ということはあります。

深谷さん:ご自身の中ではどうなんですか?「歌わせてくれー!」みたいなことはないんですか?

北澤さん
北澤さん
うーん。そういう方もいらっしゃるんですけれど、僕は稽古を見て、全体を良くしていくということも嫌いじゃないので。

山浦さん:そうやって若手が伸びていくのを見るのも楽しい、と。

北澤さん
北澤さん
でも、たまに、まあちょっと「おれの方がうまいかな」とか思いますけれどね(笑)。

深谷さん:そこを懺悔した方がいいんじゃないですか(笑)

北澤さん
北澤さん
(笑)今回出てみて生の舞台ってやっぱりいいなあ、と思いました。

山浦さん:北澤さんの指導を受けていた若手からすると、先生じゃないか、自分たちにやらせろよ、とかないですかね。

北澤さん
北澤さん
(笑)どうですかね。あるかな?

深谷さん:そんな、北澤さんが決めているわけではないですからね。

懺悔の判定結果

CMを挟んで、懺悔の判定は、

価値あり!

北澤さん
北澤さん
ありがとうございます!
ああ、言ってみてよかった(笑)

教える立場も楽しんでいる

山浦さん:役者さんが先生をやっているっておもしろいですね。難しくないですか人を教えるのって。

北澤さん
北澤さん
そうですね、でも自分も役者なんで、演技や歌を役者としてやりますから、自分も同じ感じでやってみて、こうできないのは、こうか、と分かるじゃないですか。
それから、できないのはこういう理由なんだけれどきっとこういう気持ちでおかしくなっちゃっているんだろうな、ということも分かるので。

山浦さん:プレイヤーならではの。

北澤さん
北澤さん
そう、それでたまに自分も舞台に出るから、「お前はどうなんだ」って自分に対して思いますから、それがちょうどいい緊張感になって、
まあ自分もできないけれど、あなたも、じゃあこういう風にやってみようか、みたいに言えるんです。

山浦さん:吉本の若手芸人なんて入ってきたときなんて、みんなもう、俺がダウンタウンだ、みたいに思ってますからね(笑)。
そういう人いないですか?

北澤さん
北澤さん
劇団四季はあんまり・・・そちらほどそういう人は多くないと思います(笑)。
たまにいるんですけれどね。イキのいい奴が。

山浦さん:そういうイキのいい奴には先生としてどう対峙するんですか?

北澤さん
北澤さん
ああ、自分もそうだったなー、とやさしく(笑)。

深谷さん:人格者だわー。

北澤さん
北澤さん
いやあ、自分も最初生意気なところ、分かっていなかったところがあったので。

山浦さん:まあ、だれしも、勘違いからはじまりますからね。

北澤さん
北澤さん
おまえできてないじゃん、みたいなところが若いころはありました。いやあ、悪かったなと。
今思うと若かったんだな、ということがあるんですよ。

エビータのペロン役について

深谷さん:北澤さんの役は、主役エビータの夫、大統領役ですね。

北澤さん
北澤さん
そうなんです。大統領役なんです・・
実際のペロンの年齢も48才、という自分にほぼ近いんですが、
日本人の場合、実際には若く見えるので、そこはハードルの高い役ではありますね。

山浦さん:初心者の人でも分かる『エビータ』の魅力は?

北澤さん
北澤さん
『エビータ』はアンドリュー・ロイド・ウェーバーの作曲なんです。

ロイド・ウェーバーは『キャッツ』とか、この前名古屋でやらせていただいた「ジーザス・クライスト・スーパースター」とか、やっぱり音楽が本当に素晴らしくて。

劇団四季でも歌の人はロイド・ウェーバーの曲をやりたくて入ってきたようなもので、僕もそうなんです。
『キャッツ』なり「オペラ座の怪人」なり、みんな「あの曲を歌いたい」というのがあるんですよ。

(わあ・・・そうなんですね、という山浦さんと深沢さんの反応)

北澤さん
北澤さん
その中でも、『エビータ』は楽曲が複雑だったり、いい曲も多いし、ほとんどセリフがなく、歌だけでずっと進む、
そのくせすごく濃密なドラマがあります。

あと、ダンスがすごいです。
僕はダンサーじゃないのであれですけれど、見ているだけでも疲れる、というか、よくそんなに動くなあと思うくらいで(笑)。

深谷さん:そんなに(笑)。

北澤さん
北澤さん
音楽がすごいんですけれど、実はダンスもすごいんです。

懺悔の価値あり、の判定だったので、
PRダイムが15秒あり、北澤さんから、「名古屋公演は後12日、毎日すごい緊張感をもってやっていますので、ぜひ観に来てください」というPRコメントがありました。

その後、「飛躍に向かって」(芝清道さん)を流して、コーナー終了。

感想まとめ

北澤さんは、「オペラ座の怪人」京都公演のインタビューでも

「今の若い人は技術的にすごく高いものを持っているので、良くなっていくのを見るのが楽しい」

とコメントされていて、稽古管理の仕事も好き、というのは本当だと思います。

ファンの方としては、舞台に出演されているのを見たいのだろうとは思いますけれど。

あと、その京都でのインタビューで優しい先生ですか?厳しい先生ですか?という質問に
「優しい顔ですごいこと言うよね、とか言われます(笑)」と返していたんですが、

今回も、淡々と、別に嫌味でもない感じで、
よく考えるとすごいこと言っている個所があるよね、と思いました(笑)。


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