この記事では、骨付き鶏肉のコンフィを、オーブンではなく、アイラップ+炊飯器の保温機能で作る方法を紹介しています。
元レシピは、
劇団四季四季の会会報誌「ラ・アルプ」2019年8月号の
「アルプごはん」コーナーで、
『パリのアメリカ人』をイメージした料理として紹介されていたものです。
「コンフィ」というのは、低温の油で揚げる、というか、煮るような料理です。
元レシピでは80℃のオーブンで2時間加熱するのですが、
この暑さで、エアコン入れながら電気オーブン2時間は電気使用量が心配だし、キッチンも暑くなるので、炊飯器の保温モードでコンフィにします。
骨付き鶏肉のコンフィ 材料と用意するもの
- 骨付き鶏もも肉 1本
- 塩、肉の重さの1~1.2%
- こしょう 適量
- ローズマリー 1本
- にんにく 1片
- サラダオイル 80~100mlくらい
AEONで売っている純輝鶏というブランド鶏を使いました。
重さは336gですが、骨の分を引くと、鶏もも肉としては少し小さめです。
使うもの・・・アイラップ(湯せん調理に使える食品用ポリ袋)、温度計、炊飯器、フライパンなど。
骨付き鶏肉のコンフィの作り方
下ごしらえ
鶏もも肉の下処理をします。
皮と身の間の余分な脂肪を切り取り、骨の横に切れ目を入れます。
塩、こしょうを振ります。
アイラップに鶏肉を入れ、水を張った大きなボウルやなべにアイラップを浸して中の空気を抜いて、口を縛って結びます。
このまま冷蔵庫に入れて、一晩おきます。
加熱前の準備
冷蔵庫から鶏肉を取り出して30分程度室温に置きます。
この間に80℃くらいのお湯を用意します。
電気ポットで、煎茶用の82~85℃のお湯が作れる場合はそれでOK。
または、沸騰させたお湯に水を足して調整します。
アイラップを開き、ローズマリー、にんにく(薄皮付き)を入れ、サラダオイルを注ぎます。
水を張った大きなボウルやなべにアイラップを浸して中の空気を抜いて、口を縛って結びます。
湯せん加熱
炊飯器の内側に80℃のお湯を入れて、アイラップに入れた鶏肉もいれます。
保温モードで2時間半加熱します。
炊飯器の保温は、普通は72℃くらいなので、だんだん温度が下がってきます。
1時間くらいたったら、湯温を確認して、冷めているようなら熱湯を少し足してください。
2時間半たったら取り出します。
フライパンで焼き目をつける
フライパンに、取り出した鶏肉の皮を下にして入れ、ニンニクも皮ごと置いて
中強火で焼きます。
鶏肉はまっ平らではないので、フライパンの底の曲線を利用して、
全体に焼き目が付くように動かしながら焼きます。
できあがり。
まとめ
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STEP01下処理鶏もも肉の下処理をしてアイラップに入れ、冷蔵へ
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STEP02湯せん加熱冷蔵庫から取り出した肉を室温に戻し、アイラップを開いて、ローズマリー・にんにく・油を入れ、80℃で2時間半湯せん
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STEP03フライパンで焼き目をつけます
火の前に立つのは、フライパンで焼く間のみで、短時間でできますので、
夏でも作りやすいですよ。
コンフィはしっかり火が通る料理なので、
多めに作って残ったら骨から肉を外しておき、
翌日はサラダやサンドイッチにするのもおすすめです。