2018年7月16日(月・祝)に開催された、ジェクサー・フィットネス&スパ大井町(株式会社ジェイアール東日本スポーツ運営)と、劇団四季のコラボイベントの体験レポです。
内容は「開口発声訓練」と「ダンスストレッチと呼吸法」で、私、あおなみ(@aonami491)は「開口発声訓練」に参加しました!
劇団四季の開口発声や母音法は、、劇団四季が好きな方なら聞いたことはあると思いますが、具体的に、どんなトレーニングをしたらそれが身につくのか、はなかなか知る機会がありません。貴重な機会でした。
今までテレビ取材や、四季の会会報誌を見てイメージしていたよりも、ずっと体系化されたメソッドになっていることが分かったし、
講師の岩城雄太さんが、体感しやすいように教えてくださって、楽しく参加することができました。
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劇団四季の開口発声ってどんなもの?
言葉の音1つ1つを、「真珠のネックレスの粒のように発音・発声する」ことによって、一番後ろの客席まで台詞を正確に届ける、という考えに基づいており、
言葉を母音だけで発音する練習をしその上に子音を乗せていきます。
2002年ごろは、「くっきりはっきりした発音」が非常に特徴的に聞こえましたが、
近年、会話のテンポ感やこなれた感じが必要な、『アラジン』「恋に落ちたシェイクスピア」などの新作が上演され、それに伴って、他作品でも10年程前よりも自然な発声になっています。
それでも、劇団四季の基本が、開口発声であることは変わらず、
たとえば「ノートルダムの鐘」のカジモド役は、顔がゆがんでいるという設定のためくぐもったかすれ声で話しますが、それでも「はっきり聞こえる」ことに、開口発声の底力を感じます。
テレビの取材などでも、バレエのバーを使った開口発声訓練の風景が出てくることが多いです。
あざみ野の「四季芸術センター」では毎日30分間の開口発声訓練が行われており、研究生からベテランまでが同じスタジオでトレーニングを行います。
また、各公演地での開演前トレーニングでも、25分から30分の開口発声訓練を毎日行っています。
その際には、バレエ用のバーを使い、二人一組になって、体幹部の筋肉の使われ方を確認してます。
演技についてしろうとである私がぱっとイメージできるのは、「セリフに感情を込める」などですが、もちろん、単に抑揚をつければいいというものでもなくて、劇団四季には「フレージング法」「折れ法」という演技の方法論があります。
ただ、フレージング法、折れ法は、開口発声ほどは知られていないかもしれません。
折れ法については、この記事の後半で説明します。
フレージング法は、折れ法よりもさらに耳にする機会が少ないです。フレージング法については、ラジオやトークイベントなどで詳しく聞くことができたら別途まとめたいと思います。
開口発声訓練体験
劇団四季と大井町ジェクサースポーツ&スパとのコラボイベントは「開口発声訓練」と「ダンスストレッチと呼吸法」の2種類でした。
私が参加した「開口発声訓練」は、
劇団四季の基本メソッドである開口発声のトレーニング方法をまったくの未経験者が無料で体験できるよう、スタジオでのグループ向けにアレンジしたものでした。
ですから、劇団の俳優さんたちが行っているトレーニングと全く同じではないのですが、その分、自分でも継続できるトレーニング方法を教えていただけたと思います。
講師
指導を担当されたのは、劇団四季俳優の岩城雄太さんです。
アシスタントとして、劇団専属トレーナーの田中さんもいらしていました。
岩城さんは2001年オーディションで入団し、2002年『キャッツ』大阪公演で、スキンブルシャンクス役でデビュー。私も、この大阪公演のスキンブル役で岩城さんを初めてみました。
最近では、『リトルマーメイド』シェフ・ルイ役、「美女と野獣」ルミエール役、『ライオンキング』スカー役などで活躍されている俳優さんです。
各カンパニーでのイベントの進行や、テレビ取材での案内役をされていることもあり、明るいきさくな感じの方です。
田中さんは、通常は四季芸術センター内のトレーニングジムのトレーナーで俳優さんの、外見的・機能的に役に合わせたボディメイクのアドバイスをされています。
TVの取材で俳優さんのトレーニングについて解説しているのを何度か拝見しました。
今回のレッスンでは、主に音出しなどのお手伝いをされていました。
イベントスタートからウォームアップ
イベント開始前には、撮影、録音NGであることや、水分摂取は自由、体調が悪くなったら休んだり、途中退出も可、などの注意事項の説明がこれでもか!というくらいにされていました。
何かトラブルや事故があれば、こういう企画はもうできなくなってしまいますからね。
また、記録や広報のための写真を撮るので、参加者全員が撮影同意書にサインをしました。
周りの参加者の方たちは四季ファンというよりもジェクサー会員の方が多かったような印象です。
どの俳優さんがいらっしゃるかは事前に告知はなく(四季のイベントはほとんどの場合そうです)、
開始時間になると、講師役の岩城雄太さんが入って来られて、挨拶の後はすぐにウォームアップが始まりました。
ジャズダンスのウォームアップみたいな感じで、深呼吸と2番のプリエから始まり、大きく体を動かしながら立って行うストレッチと軽いジャンプの後は、座位での開脚などのストレッチを行いました。
曲は、ライオンキング(英語)の”He lives in you”と”Circle of life(リプライズ)”。
開口発声の方法論について
劇団四季で、もっとも大切にしていることは、「作家が台本に書いた言葉を、正確にお客様に届けること」。
開口発声は、そのための手段です。
そして、開口発声を行うためには、こうした段階があります。
この図のように、呼吸からの積み重ねで、はっきりと聞き取ることができる日本語の発音を目指します。
トレーニングも、この順に、細かいプロセスを踏んで進めていきます。
呼吸
呼吸は、体の前面だけではなく、体幹全体を樽のように使って支えます。
一般的なイメージの腹式呼吸=体の前(おなか)を使う、と思われていますが、
舞台で踊ったりして動きながら発声すると、おなかだけの支えでは結構ブレてしまうそうです。
そこで、腹側筋や背筋も使って息を支えます。
胸郭はとりかごのように大きな状態で閉じないこと。
喉や口には力を入れずにラクな状態で。
※通常、劇団内での開口発声訓練は、バレエのバーを使い、二人一組で行いますが、
今回は、スポーツクラブ内でのグループレッスンなので、床に仰向けに寝て呼吸を練習しました。
1.仰向けに寝て、背中側に手を入れて、呼吸をしたときに、背中側の筋肉が使われているかを確認します。
反り腰の人は、膝を立てて背中を床に近づけると分かりやすくなります。
(反り腰自体、体幹の筋肉弱かったり使い方が間違っていることによっておこるのですが)
慣れていない人が1人で呼吸の練習をするときは、仰向けで寝ている方が「立つ」ことによる負荷や姿勢の偏りがないのでよいそうです。
最初はムリに「深い呼吸をしよう」と意識しなくてOK。
目を閉じて、リゾート地の海辺などを思い浮かべながら、リラックスして呼吸します。
しばらくこの状態でいると、自然に呼吸が深くなるので、その呼吸の感覚を覚えておきます。
2.リードする人の、「吐いて吐いて吐いて吐いて吐いてー」(細かい手拍子をしながら)の合図で息を吐ききってから吸います。
8カウントで吸って8カウントで吐く
4カウントで吸って8カウントで吐く
2カウントで吸って8カウントで吐く
1カウントで吸って8カウントで吐く
1カウントで吸って4カウントで吐く
1カウントで吸って2カウントで吐く
1カウントで吸って1カウントで吐く
というように、だんだん、一気に吸って一気に吐くようにします。
鼻から吸う、口から吸う、などいろいろな呼吸法がありますが、、
開口発声では、鼻・口どちらかではなく両方を使います。もう、毛穴も全部使って吸うような意識で吸います。
3.ロングブレスの練習
1カウントでとって、10、20、30、40で吐ききります。
俳優さんたちは、60、長い時で70でやるそう。
リードする人の、「吐いて吐いて吐いて吐いて吐いてー」で吐ききり、「とって」で一気に吸い、カウントに合わせて息を吐ききります。
長くなるほど吐息の調整が必要ですが、喉で締めずに、体幹部の腹筋、背筋で支えます。
母音法
呼吸法で練習した呼吸を使い、母音の発声をします。
床に腰を下ろして足の裏を合わせ、背中を少し丸める姿勢で、「あくびの喉」で「あ~」と声を出してみます。
そのあくびの喉で、
あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ
を発声。この段階では、まだ、1つ1つ母音の「粒」は無視してはっきり聞きとれないような発声でよいです。
立った姿勢で、今度は、母音1つ1つがはっきりと区別されるように発声してみます。
口の前側だけを大きく動かしても意外とはっきりした発音にはなりません。
口の形を作ってから発声、を全員でやってみましたが、これをやるとはっきり発音できます。
また「お」と「あ」は口の形が似ているため、おあいうえ、の「おあ」は流れやすくなります。
そういう場合は、「あ」を「1段高い音」で出す意識をすると、それぞれの音がきれいに分離します。
次に、ロングブレスと母音法を組み合わせます。
あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ 1回を1行、として、
俳優さんたちは1息で4行が基本で、6行くらいでも練習しているそうです。
イベントでは、まず1行×4、次に2行×4で練習していたのですが、
岩城さんが「みなさんできそうだから4行でもやってみましょう」と言い、その4行×4にもトライしました。
3行まではまあ、できるんですが、4行の「あいうえお」で、息がぜんぜん足りなくなります。
「吸うときは、大井町の人達が空気が足りなくなるくらい全部吸いきって」
「息が足りなくなったら、体中の隅っこに残っている息を全部かき集めてきてください」と岩城さん。
ほんとうに末端の酸素を意識で動員できるのか?は分かりませんが、
人間は、肺の容量全部を使いきっていなくて使えている分がその人の肺活量になるんですが、ちょっとムリ、というレベルで使うことで広げていくんでしょうね。
さらに1息4行で終わりではなく、それを4回連続しますので、ギリギリ4行終わったすぐ後に、また息を吸うのが難しいです。
子音をつけて発音する
きれいに分離して発声した母音に、今度は子音を乗せて発声します。
あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ
かきくけこ きくけこか こかきくけ けこかきく こかきくけ
さしすせそ しすせそさ すせそさし せそさしす そさしすせ
・・・・
子音には、摩擦音、破擦音、鼻音、無声音などがあり、人によって、得意・不得意もあります。
岩城さんは、「は」行(無声音)や「ま」行(鼻音)が苦手だそうです。
自分でやってみると、唇や舌の使い方だけではなく、ある程度の息の勢いを使って発音する音もあるので、母音だけよりも、圧倒的に息がたくさん消費されて持ちが悪くなります。
この練習は、
あ行~か行 息をとって さ行とた行
のように、2行ずつ行いましたが、それでもかなりキツい。
実際の言葉で発音する
「ジェクサーで 劇団四季の レッスンに 参加しました」
これを、母音にすると
えうああえ えきあんいいお えっうんい あんああいあいあ
となります。
まず、母音で発声して、次に、子音を乗せていきます。
実際に使っている言葉は、規則的に変化する「あいうえお」の行の練習よりも、同じ母音が続いたり、区別しにくい母音のつながりがあったりすることがあるため、さらに難易度が上がります。
四季の俳優さんたちは、台本をもらったら、まず、すべてのセリフを母音で練習する、というのはインタビューやトークイベントでも話に出ることがあります。
テレビ取材で、ぱっと目に入ったものの名前や、その時初めて聞いた人の名前も即座に母音でいうことができる、という様子も、よくやっていますね。
岩城さんも、その場でいくつか実演してくださいました。
「ムーンライト」歌唱練習
劇団四季では、あざみ野の開口発声訓練でも、各公演カンパニーの開演前の開口発声訓練でも、必ず、最後は『キャッツ』の2幕冒頭で歌われる「ムーンライト」を母音と、子音を入れた歌詞で歌います。
以前は、「コーラスライン」の「ONE」でしたね。
「ムーンライト」は、有名な「メモリー」と同じメロディーの曲です。
小学生や企業向けの「美しい日本語の話し方教室」では「ユタと不思議な仲間たち」の「友だちはいいもんだ」を歌うことが多いようですが、今回のイベントでは「ムーンライト」を歌いました。
歌詞は、
ムーンライト 仰ぎ見て月を
思い出をたどり 歩いていけば
出会えるわ 幸せの姿に
新しい命に
母音では、
うーんあい あおいいえういお
おおいえおあおい あういえいえあ
えあえうあ いああえおうああい あああいーいおいい
となります。ムーンライトの「ト」は破擦音でほとんど母音を入れないので、母音だけで歌うと「お」の音はなくなります。
最初、岩城さんが、母音だけで歌って下さって、
自分、最初に岩城さんを舞台で見たのは『キャッツ』のスキンブルシャンクス役だったので、
もう、これ聞いただけでも今日来てよかったです・・・
「歌」なので、発声だけではなく、歌唱についてのテクニカルなポイントの説明もありました。
今後の観劇の参考にもなりそうです。
〇音程取りは、ダーツの矢を狙って投げるように
特に最初に「ムーン」の音が一発で決まらずに少し下から上げるようになりやすい。
ポップスの歌手の方やカラオケなどでよくある、下からしゃくり上げるような歌い方は、それもありかもしれないけれど、劇団四季では、まっすぐにその音程に当てて歌う。
〇テンポはオンテンポ、むしろ少し引っ張るくらい
これも、ポップスの歌手の方やカラオケの歌い方ではすこし遅れ気味に歌ったりすることがあるが、あくまでもオンテンポで、早取りではないけれど自分がオーケストラを引っ張っていくつもりで、前へ前へ、曲を進める。
〇息は「落とす」
そうなんですよねえ。
「ムーンライト」の場合、女性にとっては高音域、ということもあると思いますが。
そこで、岩城さんから「息を吸う・とる」と思うと浅くなるなら、「息を落とす」とイメージしてみるように、とアドバイス。
実際、次に歌う時から、岩城さんがブレスポイントで「落とす」と言ってくれていたので、イメージしやすくなりました。
何回か母音で歌い、次に、子音を入れて普通の言葉で歌います。
最初は、とにかく「発声」。子音が入っても1つ1つの音が「粒」になるように。
発声ができるようになってきたら、次に、言葉の意味もイメージします。
イベントでは「折れ」についての説明はありませんでしたが、劇団四季には、「折れ法」という方法論がありますので補足しておきます。
<折れ法について>
台詞の言葉を発する前に「心の動き」があり、その動きが発生するポイントのことを、劇団四季では「折れ」と呼びます。
たとえば、『ライオンキング』スカー役の、
「だが妃がいれば子どもを持てる」
というセリフに入る「折れ」の一例がこちら。
(気付く)だが妃がいれば(希望が出てくる)子どもを持てる
↑
これは、以前テレビ取材で紹介されていた、スカー役の道口瑞之さんが台本に書き込んでいる「折れ」です。
方向性は演出に基づきますが、どんな折れを作るかは俳優によって異なるそうです。
岩城さんは「折れ」という言葉は使いませんでしたが、「ムーンライト」の歌い方について、次のように説明していました。
(その月をどうする?)→仰ぎ見て月を
(そして?)→思い出をたどり
(思い出をたどりながら何をしている?)→歩いていけば
(歩いていくとどうなる?)→出会えるわ
(何に?)→幸せの姿に
(その幸せの姿とは)→新しい命に
歌詞の「前」に、どう心が動いて、その言葉が出てくるのか?
それを前へ前へ進めていく、ということなので、これが歌詞の「折れの付け方」の説明だったのではないかな、と思います。
完結した1曲、として歌う場合は、月がどんなふうに見えているかや思い出の内容は、自分のものでOKです。
ミュージカルの一場面として歌う場合は、そのキャラクターが持つ背景や場面までの芝居の流れによってもっと具体的に決まってきますよね。
そして、「ムーンライト」を
母音で2回、子音を入れて2回、最後に、言葉の意味もいれながら1回、連続して5回歌いました。
質疑応答
1.
Q:劇団では、普段どれくらい開口発声訓練をしていますか?
A:通常、あざみ野のレッスンでは1回30分の開口発声訓練を毎日実施、
公演中のカンパニーでは、30分程度のバレエレッスンの後、開口発声訓練を、だいたい、25分くらい行い、その後で、場当たりというリハーサルを毎日行います。
2.
Q:子音の発音の仕方についてもう少し説明をお願いします。
A:それぞれの子音によって特徴があって、人によっても言いやすい、言いにくい、という差がありますが、
「さ」行 shの擦る音を前に飛ばすようにする
「ま」行 唇を閉じてぱっと離すようにする
「は」行 岩城さんが「自分が工夫していることとして」、少し遠くに目標を設定してそこまで音を飛ばす、とイメージしているそうです。例えば、腕を伸ばして人差し指を立てて、そこをめざすというように、実際に的になるものを決めるとよいそう。
レッスンの最後に
質疑応答2つで時間が来たので、、
「おはようございます。」を、母音の「おあおおおあいあう」と「おはようございます。」で練習して、レッスンを終了しました。
最後に岩城さんからは、
今日のレッスンから、何か1つ持ち帰っていただけたら嬉しいです。そして8月11日に大井町で開幕する『キャッツ』にぜひお越しください!
という言葉がありました。
イベントレッスンに参加した感想
いまさらですが、開口発声訓練が練り上げられた方法論であることを感じました。
16年以上劇団四季の舞台を観てきて、テレビなどで、あざみ野やカンパニーの開口発声訓練の一部を目にすることはあっても、
初めてこの方法論に触れる人に、どう習得させるか、という部分は知りませんでした。
研究生やダンサーで入団した人はもちろん、演技や歌の即戦力入団であっても四季の発声法は知らないわけで、そういう人たちは、最初はみようみまねでやっていくのか、と思っていたのですが、細かいプロセスを踏んだ具体的な進め方があることを今回、初めて知りました。
まず、作品の感動を伝えるために、作家が書いた台本の言葉を正確に届ける、という目的がはっきりしていて、
そのための手段が、真珠のネックレスのように、1つ1つの音がはっきりと区別されたきれいな粒であることで、
それを支えるのは、日本の5つの母音の発声、そして大元になるのは、体幹部で支えられた呼吸
という理論がとても分かりやすかったです。
シンプルな感想として、この呼吸法、毎日30分以上やっていたらすごく健康に良いと思うんですよね。
俳優の皆さんは、いろいろ体に負担もをかかっているでしょうが、こと、呼吸に関しては体にプラスになっているのではないでしょうか。
また、はっきりと発音して声を出すことが、メンタルにもいいように感じました。
四季の呼吸法に近い呼吸法を一定期間やっていたことがあるので、わりとつかみやすい部分はありました。
岩城さん、最初はインストラクター用のマイクを使っていたのですが、途中で「発声の練習なのに、講師がマイクをつけているのはヘンですよね」とマイクを外し、それでもまったく問題なく説明の声も通るし、歌うとさらに響いていました。
舞台ではなんども見ていますが、やっぱりすごいんです。周りからも感嘆の声が上がっていました。
トレーニングを積まなくては難しくてできないこともあり、プロのすごさ、を感じられるイベントでした。またぜひ実施していただきたいです。