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『リトルマーメイド』シェフ・ルイ役岩城雄太さんラジオインタビュー【感想】’19年6月7日

劇団四季岩城雄太さんインタビュー
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2019年6月7日(金)、小樽のコミュニティFM、FMいるか「皆方流THE NIGHT」での、
劇団四季俳優、ディズニーミュージカル『リトルマーメイド』シェフ・ルイ役岩城雄太さんのインタビューから、印象に残ったところと感想をメモしています。

(すべての書き起こしではありません)

皆方さん
皆方さん
どうですか?札幌の公演の様反響というか。
岩城さん
岩城さん
カーテンコールもすごく盛り上がっていて、他の地方では無いような熱気に劇場があふれていて、正直出演者がおどろいています。

そうなんだ・・・!
正直、『リトルマーメイド』は、四季ファンより「ディズニーアニメのアリエルが好きな人」中心に初見の方が多いためか、
カーテンコールは『アラジン』なんかと比べてあっさりした印象だったのですが、今回は北海道四季劇場ファイナル、ということもあるのでしょうか。

劇団四季岩城雄太さんインタビュー

皆方さん
皆方さん
岩城さんとは初めて、ではないんですもんね。
岩城さん
岩城さん
はい、以前旅公演で函館に行った時にお邪魔しまして。なんかひさしぶりでうれしいです(笑)。

岩城さんの紹介

岩城雄太さんについて、皆方さんから、

2001年劇団四季にオーディションに合格して、
2002年『キャッツ』で初舞台を踏んでから、『クレイジー・フォー・ユー』「マンマ・ミーア!」「美女と野獣」『ライオンキング』など、数々の舞台に出演されています、
とう紹介がありました。

劇団四季に入団したきっかけについて、

岩城さん
岩城さん
高校生の時に、『キャッツ』が札幌で初めて上演された時に観て、それまでミュージカルはどちらかというと好きじゃない方だったのですが、その1日で人生が変わりました。雷が自分に落ちてきたような、そんな瞬間でした。
皆方さん
皆方さん
観るほうじゃなくて、舞台に立つ方になりたい、と。劇団四季って、そういう(自分が舞台を観て感動して)という方が本当に多いですよね。
岩城さん
岩城さん
そうですね。その時の『キャッツ』を見て劇団四季に入った、という人は仲間でも何人もいます。

岩城さんの『リトルマーメイド』のおすすめポイント

皆方さん
皆方さん
岩城さんから見て、『リトルマーメイド』ってどんな作品ですか?
岩城さん
岩城さん
ディズニープリンセスの中でも一番人気と言ってもいいくらいの、アリエルのストーリーなので、やっぱりアリエル大好きな人には観たほうがいいミュージカルだし、
アリエルが夢をかなえるというストーリーなので、夢を持った若い人たちにたくさん観てほしい。

あと、親子の愛や、
それから、海の世界と人間の世界を乗り換えた愛の形もあって、いま世界で起きているいろんな問題に通じる深い部分もあるので、いろんな方たちに観てほしいです。

とにかく、まずは、楽しい、ってことですね。

皆方さん
皆方さん
舞台装置もすごくて、圧倒されますよね。
岩城さん
岩城さん
そうですね。

シェフ・ルイ役について

岩城さん
岩城さん
シェフ・ルイは二幕の途中で出てくる役なんですけれど、
お魚がもう、大好きすぎて、好きだからこそ、切り刻んで、それを生きがいにしている、猟奇的な役でかつちょっとオネエという(笑)。
皆方さん
皆方さん
じゃあ、ご覧になっている方はよくわかると思いますが、オネエ言葉で(笑)。

岩城さんのシェフ・ルイのオネエ的立ち居ふるまいのポイント(2015年四季の公式twitter)

岩城さん
岩城さん
本番近づいてきたらスイッチを切り替えて。そのスイッチで行くようにしているんですけれど。
皆方さん
皆方さん
はーああー。スイッチがあるわけですね!
岩城さん
岩城さん
スイッチの入れ方も、例えばそういう音楽を聞いたりとか、いろいろ入り方はあるんですけど。

以前、四季の会会報誌「ラ・アルプ」では、「劇場に行くまでシャンソンを聞いている」と言っていましたね、岩城さん。

皆方さん
皆方さん
そのスイッチっていうのは、2002年の『キャッツ』に出演された時から積み重ねてこられて。
岩城さん
岩城さん
ただ、なかなか役者として、スイッチの入れ方が見つけられないこともあって、ただただ勢いでやってみよう、という時もあったんですが、
劇団にいて今19年目くらいなんですけれど、やっと、今いいスイッチの入れ方が分かってきて、楽しくなってきました。
皆方さん
皆方さん
別人格になれる、というところ、そこが役者さんとしておもしろいところですね。
岩城さん
岩城さん
前回、札幌では『ライオンキング』のスカー、という役で、ほんとの敵役だったので、そのスイッチと、今のスイッチは真逆みたいなものなので、そういう違いも、役者にとっては楽しいところですね。

日頃から心がけていること

岩城さん
岩城さん
まず、技術的なこと。
歌・セリフ・動きどれについても、舞台上で考えてしまったら遅いんです。
舞台の上ではうそをつきたくない、役として存在していたいと思うので、技術的なことの積み重ねはしっかりします。

どんなに感情的になっても声が裏返ったりしないように、音程もはずさない、言葉もしっかりお客様に届ける、という訓練は、すっごくやりこんでやりこんで、
あとはその役になりきると、本当に役としてリラックスした状態で舞台に立てるので、そのための基礎訓練は頑張っています。

皆方さん
皆方さん
最後に舞台に上がるのは本当に氷刃の一角というか。

「岩城さんにとって最高の瞬間ってどんなときですか?」

岩城さん
岩城さん
シェフ・ルイはストーリーにはまったく絡んでいないんですよね。
二幕の途中でとつぜんやってきて、コメディのシーンなので、お客さまには大笑いして楽しんでいただきたいので、最高の箸休めにしようというのが目標ですね。

本来、椅子から転げ落ちてほしいくらいなんですけれど、なかなかそこまでは到達できずに(笑)。
いつかお客様全員が椅子から転げ落ちる日を目指しているんですけれど。

岩城さんにとっての「最高の瞬間」はまだ訪れていないってことなんですかね。
自分は観客として岩城さんのシェフ・ルイを観るといつも最高に楽しいんですけれど^^

岩城さんってどんな人ですか?

皆方さん
皆方さん
ちょっと余談になりますけれど、岩城さんってどんな人ですか?
岩城さん
岩城さん
えええー(笑)。
すごい仲良くなったら、「すごい真面目な人だよね」と言われます。

友達も多いし、よくごはん食べに行ったりもするんですけれど。親友みたいな人には「意外と根暗だし、ビビりだし」って。

皆方さん
皆方さん
お休みの日なんかは何をされているんですか?
岩城さん
岩城さん
本番中は、体力も精神力も使うので、オフの日は完全にオフして寝ていることが多いですかね。

なにも本番を持っていない時は人とどこか遊びに行ったりリラックスして過ごすことが多いですけれど、本番中はオフの日は全部オフにします。本番中は映画を見たりもあまりしないです。

ここでインターネットの接続が切れまして、30秒ほど聞けていないんですが、
その後、北海道四季劇場が2020年3月でクローズという話に移ったようです。


北海道四季劇場ファイナルに向けて

岩城さん
岩城さん
『ライオンキング』札幌公演の時に、温かい言葉をたくさんいただいて、この劇場が本当に愛されているんだな、と感じて、道産子の出演者もいたのでみんなで盛り上げてきました。
この『リトルマーメイド』が北海道四季劇場のファイナル公演なので、地元の方たちの温かい思いをつなげて最高のファイナルにしたいと思っています
皆方さん
皆方さん
本当に、名残惜しい、涙がもう浮かんでいるんですけれど。
岩城さん
岩城さん
いまそれを聞いただけでちょっと鳥肌というか、泣きそうになってしまいます。
皆方さん
皆方さん
北海道、函館からのお客様に、本当に夢、希望、いいものを伝えていただきたいと思いますね。
函館のファンの皆さんにメッセージ

函館は海と山があって、『リトルマーメイド』にぴったりの地形だと思うんですよね。
函館の皆さんが観に来てくださったら、すごく近いものを感じていただけけると思いますし、
高い壁を乗り越えた愛情みたいなものがたくさんあふれて心から楽しめるミュージカルなので、
海を愛する函館の皆さんに、北海道四季劇場の海の世界を堪能しに来ていただきたいなと思います。

皆方さん
皆方さん
岩城さん、ぜひ機会があったらぜひプライベートでも遊びに来てくださいね。
スタジオも新しくなって、今ロープウェイの建物中に移ってガラス張りで、ロープウェイに乗りに来たお客さんが中を見られるんです。
岩城さん
岩城さん
ロープウェイにも乗って、函館の夜景を堪能しにぜひ行きたいですね。
皆方さん
皆方さん
函館は食べ物もおいしいですから、ぜひ。これからもご活躍祈念しています。

劇団四季岩城雄太さんインタビュー感想まとめ

時間的はあまり長くなったのですが、
岩城さんから見た作品のことや、シェフ・ルイ役の位置づけのことをしっかり聞ける内容で、よかったです。

岩城さんの声を聴くの自体が、2018年の劇団四季とジェクサーとのコラボイベント「劇団四季の開口発声訓練」の時以来だったんですよ。

この1年岩城さんが舞台に出るタイミングと自分の観劇のタイミングが合わなくて。

2002年『キャッツ』大阪公演の時に岩城さんのスキンブルシャンクスかなり好きで、「マンマ・ミーア!」アンサンブルもよかったし、その後もアンサンブルでは継続的にいろんな作品で名前を見ていたので、
『ライオンキング』スカー役になられた時に、いくつかのインタビューで岩城さん自身が「2013年のシェフ・ルイ役まで、10年くらいオーディションに落ち続けて(役名のある)役に付けなかった」話をされていたのにはびっくりしましたが、『リトルマーメイド』シェフ・ルイ役の後、「美女と野獣」ルミエール役、『ライオンキング』スカー役などの役で出演されています。

現在は『カモメに飛ぶことを教えた猫』の演出助手など、制作側としても活躍されています。


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