「劇団四季のミュージカルって子どもは何才から観られるの?」について
- ルールの上での年齢制限
- 何才から楽しめるのか
の2つのポイントから、まとめました。
2019年8月 全国公演の年齢制限について追記・修正しました。
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劇団四季の公演、子どもの年齢による入場制限はある?
劇団四季専用劇場やそれに準じる劇場での公演では、
- ファミリーミュージカル以外は3才から
- ファミリーミュージカルは0才から
入場できます。
全国公演の場合は、一般作品もファミリーミュージカルも、公演会場によって年齢制限のルールが異なります。
劇団四季専用劇場・それに準じる劇場での公演(ファミリーミュージカル以外)
劇団四季専用劇場と、京都劇場、キャナルシティ劇場、KAAT神奈川劇術劇場での、ファミリーミュージカル以外の公演では、「2才入場不可、3才以上は1人分のチケットが必要」です。
劇団四季専用劇場・それに準じる劇場でのファミリーミュージカル公演
劇団四季専用劇場でのファミリーミュージカル公演では、
0才から入場可能です。
また、0〜2才は、チケットを購入せず大人の膝上での観劇も可能です。
3才〜小学校6年生は、子ども料金で観劇することができます。
ファミリーミュージカル以外の全国公演
全国公演では公演会場(主催)によって、年齢制限に違いがあります。
- 2才以下入場不可
- 3才以上チケットが必要、3才未満も着席の場合はチケットが必要
- 未就学児入場不可
- 年齢制限はないが入場時は年齢に関係なく1人分のチケットが必要
同じ作品(2019年度は浅利慶太追悼公演『エビータ』全国公演)の公演で、年齢制限に違いがあるのがちょっと不思議な感じですよね。
公演の主催が劇団四季単独の場合は、『アラジン』などと同じ「2才以下入場不可」のルール、
主催が劇団四季以外の団体であったり、劇団四季と劇団四季以外の団体のダブルネームになる場合には、年齢制限に違いが出るようです。
2019年度全国公演の『エビータ』に関しては、正直、小さなお子さんがすごく楽しめる、という作品ではないと思います。
一方で、〇才以下入場不可とすると子どもを預けられない人は観に来られないから、など、主催団体によっていろいろな考えがあるのかなと思います(個人的な推測です)。
ファミリーミュージカル全国公演
「ファミリーミュージカル」という区分になっている作品の公演には、「3才以上」といった年齢制限はなく、0才から会場に入ることができます。
2019年8月訂正 ファミリーミュージカル全国公演では、会場によって2才以下や未就学児の入場ができないことがあります。
- 子どもにも親しみやすいシンプルなストーリー構成
- 劇中一緒に歌ったりする演出が取り入れられている作品もある
- ほとんどの公演で全席に子ども料金が設定さている
- 大人料金も5000円程度とお手頃価格
※会場により子ども料金がなかったり、高校生以下は学生料金になったり、などの違いがあります。
ファミリーミュージカルについてはこちらの記事に詳しく書きました。
劇団四季の公演、子どもは何才から楽しめる?
観劇をする、という体験が、子どもにもたらすポジティブな効果についてはこちらの記事が参考になると思います。
劇団四季のファミリーミュージカルについても触れられています^^
記事によると、0才からすでにその効果はある、ということです。
もともとミュージカルは、「シーンとして高尚な芸術鑑賞をする」という雰囲気ではなく、おもしろかったら笑い、悲しかったら泣き、ノリのよい曲で手拍子が出ることもある、という楽しみ方をするエンタテインメントです(もちろん、舞台芸術、という要素はあります)。
劇団としても、できるだけ小さい時から観に来てほしいという方針だと思われます。
ただし、実際に、子どもが作品を観て、最後まで泣いたり騒いだりしないで楽しめるのかどうかは、これはもう個人差、その時のコンディションの差、によるところが大きいです。
ルール変更前、1才半くらいだろうな、と思われる子が、抱っこ観劇で『リトルマーメイド』を最後までおとなしく観ていたこともありますし(私の隣の席でした)、
4才、5才でも、じっとしているのが難しい子もいます。
その子が、
開演から休憩、2幕はじまりから終演までの時間(一般的な作品なら1時間20分くらい、ファミリーの場合は50分くらい)お話しできない、食べたり、飲んだりできない
という説明を、理解できて、そうしよう、と思えるようならまずは大丈夫ではないでしょうか。
ただ、お子さんをお持ちの方なら、子どもが、ちょっとしたことが気になってとたんに機嫌が悪くなったり、また、急激な気温差、気圧の差も影響して、かんしゃくを起こしやすくなったりすることがあるのは、経験がありますよね。
もしそうなってしまったら、後で書きますが「親子観劇室」や「ロビー」で落ち着くのを待ちましょう。
劇場スタッフさんは慣れているので、上演中に外に出ることになってもちゃんと誘導してくれます。
劇団四季の子ども向けサービス
劇場では子ども自身も、周りも、快適に観劇できるようにさまざまなサービスが用意されています。
子ども料金の設定がある
ファミリーミュージカル作品はすべての座席に子ども料金があります。
ファミリーミュージカル以外の作品では「S席・A席ファミリーゾーン」が設定されている公演について、ファミリーゾーンに限り、子ども料金でチケットを買うことができます。
子ども料金の適用:公演当日3才以上小学校6年生以下
子ども料金チケットは、以下の方法で購入することができます。
- SHIKI ON-LINE TICKET(https://www.shiki.jp/tickets/)
- 劇団四季予約センター(電話オペレーター予約)0120-489-444
- 劇場窓口
※2019年10月1日以降 オペレーター予約は劇団四季ナビダイヤル(0570-077-489)でかけられます。
オペレーター予約番号(0120-489-444)は2020年1月14日で廃止されて、1月15日からナビダイヤルに完全移行します。
自動電話予約では子ども料金が適用されません。
※特別な事情がある場合は購入前にご相談ください、とのことです。
シートクッションの貸し出し
客席に座ったときの高さ調節用のシートクッションの無料貸し出しがあります。
劇団四季専用劇場だけではなく、公共ホールでの全国公演でも借りられます。
終演後は、そのまま座席に置いておけばOKです。
親子観劇室
劇団四季専用劇場では、子どもが、泣いたり騒いだりしてしまった時のために、ガラス張りの「親子観劇室」が設置されています。
最近は、上演中に子どもの大きな声が一定以上続くと、会場内に控えている係の人が親子観劇室に誘導に来ることが多いようです。
「もしかしたら親子観劇室のお世話になるかも」と思う場合は、開演前にスタッフに尋ねると、親子観劇室の中を見せてくれます。
親子観劇室がないKAATなどの劇場での公演や、公共ホールでの全国公演では、お子さんがうるさくしてしまって止まらなくなったら、ロビーに出るのがマナーです。
「うるさくしたら出る」は「ファミリーミュージカル」でも同じです。
「ファミリーミュージカル」といっても幼児向けのショーとは違い、あくまでも劇団四季の「作品」として上演されていて、大型ミュージカルと同じように、作品を楽しむために来る大人客も多くいます。
子どものためのルールブックを読もう
小学校低学年くらいまでのお子さんと一緒に劇場に行くと、入場するときに、子ども用の観劇するときのルールやマナーの冊子を無料でもらえます。
子どもって、自分で読んで、「そうだ」と納得したことはけっこう守れますので、ぜひ、開演前に、ロビーや客席で、お子さんといっしょに目を通しておいてください。
劇団四季の託児サービス
劇団四季では、公演チケットを持っている方向けに、公演当日の託児サービスを行っています。
託児サービスはネットで予約ができます。
お子さんを託児サービスにあずけて、大人だけでゆっくりするのもよいと思いますよ^^
実際に託児サービスを提供するのは外部委託の業者さんです。
利用した友人などの話を聞くと、
- 「何時におやつ、何時にお昼寝と記録しておいてくれる」
- 「設備がきれいだった」
など、評判は良いです。
詳細は劇団四季公式サイトをご覧ください。
まとめ
『アラジン』『ライオンキング』などの公演では観劇できるのは3才から
全国公演では、作品・会場により年齢制限のルールが異なりなす
3~12才は子ども料金の設定がある場合があります。
子どもも観劇できる作品では、劇団にとって子どもも大切な「お客さま」、シートクッションなど子ども向けサービスが用意されていますので活用しましょう。
入場可能な公演であっても泣いたり騒いだりしたら親子観劇室、ロビーへ。
時には託児サービスを利用して大人だけでゆっくり観劇するのも手です。