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劇団四季『ノートルダムの鐘』カジモド役田中彰孝さんインタビュー’20年1月「ひるかラ!MIX」

ノートルダムの鐘インタビューメモ
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劇団四季『ノートルダムの鐘』カジモド役の1人、田中彰孝さんの、
NBC長崎放送でラジオ「ひるかラ!MIX」での生出演インタビューの内容のメモです。

パーソナリティは栗原優美さん。
劇団四季の作品について、たくさん観劇しているとか、特別に詳しい方、という感じではありませんでしたが、
長崎の方言で話されるので、
福岡出身の彰孝さんもリラックスして話されている印象がありました。

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『ノートルダムの鐘』田中彰孝さんインタビューメモ

栗原さん
栗原さん
今日は素敵なゲストをお迎えしています。福岡県出身、劇団四季『ノートルダムの鐘』のカジモド役の1人、田中彰孝さんです。
自己紹介お願いしていいですか?
彰孝さん
彰孝さん
劇団四季や俳優の俳優の田中彰孝です。
『ノートルダムの鐘』の役ではカジモド役を演じることに・・・なってます!
栗原さん
栗原さん
この後に、福岡公演が控えているということなんですけど、
このカジモド役というのは主役、主人公と思って大丈夫ですかね?
彰孝さん
彰孝さん
そうです、この作品の主人公です。
生まれ持って、体にちょっと制約がありまして、そのことにより塔の中に閉じ込められていて、
その塔はノートルダム大聖堂なんですけど、20年間人と接することなく、大助祭のフロローしか接したことがない青年の役です。
栗原さん
栗原さん
ヴィクトル・ユーゴーの原作で、それからディズニーの音楽の巨匠の、
彰孝さん
彰孝さん
アラン・メンケンですね。
栗原さん
栗原さん
そのアラン・メンケンの音楽が紡ぐ、愛の物語、
壮大な、壮大な、と言うかやっぱり、愛のテーマですよね。
彰孝さん
彰孝さん
人間ドラマですね。
栗原さん
栗原さん
来月の2月17日から開幕となるということで、あと2週間ちょっととなりましたね。
彰孝さん
彰孝さん
まさにお稽古中なんですけれど、ちょっと抜けて、今日は長崎にきました。
栗原さん
栗原さん
ありがとうございます。
田中彰孝さん、前回の『ライオンキング』福岡公演の方で随分長くお出になったそうですね。
彰孝さん
彰孝さん
そうですね、最後の2ヶ月間やらせていただきまして、今月13日千秋楽もやらせていただきました。
栗原さん
栗原さん
これも、(主人公の)シンバ役ということで。
どういうステージでしたか、毎回毎回。
彰孝さん
彰孝さん
もう千穐楽は本当に印象的で、お客様が熱く、私たちも本当に感謝の気持ちを込めて舞台に立ちました。
栗原さん
栗原さん
うねりが手に取るような感じがしますね。

劇団四季を目指したきっかけ

栗原さん
栗原さん
劇団四季、というのは倍率もきっと厳しいと思うのですが、
目指したきっかけは何だったんですか。
彰孝さん
彰孝さん
私がこの『ライオンキング』そしてこれから『ノートルダムの鐘』でお世話になる、キャナルシティの劇場で私も中学1年生の時に初めてミュージカルを観まして、
『オペラ座の怪人』だったんですけど、その時に、少年・田中彰孝は衝撃を受け、それからそこが大きなきっかけになってます。
栗原さん
栗原さん
その時は、直方(のうがた)から電車に乗って観に行って?
彰孝さん
彰孝さん
ええと、家族で車で行きましたね。
ちょうど、キャナルシティ劇場のこけら落としの公演だったので、
家族もどんな公演かわからないまま、とりあえず観てみようということで。
栗原さん
栗原さん
帰りの車中とかどんな感じだったんですか。
彰孝さん
彰孝さん
いや実は、今思えば、当時もCDが発売されていたと思いますし、今だったら、YouTubeで曲を聞いたりできると思うんですが、
曲を忘れたくない、という一心で、ずーっと口ずさみながら、家に帰ってすぐ、
自分の声でラジカセにメロディーラインを吹き込みました 。それくらい衝撃的で。
栗原さん
栗原さん
えええー!!熱心ですね。
彰孝さん
彰孝さん
もうなんか衝撃で。
栗原さん
栗原さん
やっぱりその時から才能があったんですね。
そこで覚えいたんですものね。

そう、ずっと忘れないように、って
印象的な曲が4曲あるんですけど、ぜんぶ覚えていましたね。

栗原さん
栗原さん
すごい!
その彰孝少年が、数年たって(劇団四季を)目指して、チャレンジする時は、ご家族は?
彰孝さん
彰孝さん
それが、本当にギリギリまで、私、大学に行く予定になってましたので、
願書を出す前日に、父親の方に「ちょっと進路を転換したい、劇団四季を受けたい」、と言ったら、
もう本当にびっくりして、びっくりしかないですね。
栗原さん
栗原さん
ふつうやったらね、なん言っとると!ってなりますよね。
そいで?
彰孝さん
彰孝さん
そこからもう、それが11月だったので、
「分かった、じゃあ自分で色々調べて決めなさい」と言われて、
学生服を着て、東京の専門学校を何校か周り、一つに決めました。
栗原さん
栗原さん
それで、(劇団四季には)一発合格?
彰孝さん
彰孝さん
はい。
栗原さん
栗原さん
すごいー!
彰孝さん
彰孝さん
いや、合格しないと、福岡の地は踏めないと思っていたので。
栗原さん
栗原さん
そうね、帰れるに帰れんもんね。

初心に変えれる劇場

栗原さん
栗原さん
それから(劇団四季に入って)何年ですか?
彰孝さん
彰孝さん
えっと、今で17年ですね。
栗原さん
栗原さん
どうですか、今見えてる景色ってぜんぜん違うもんですか?
彰孝さん
彰孝さん
そうですね。でもまだがむしゃらにやっているところもありますね。
栗原さん
栗原さん
実際自分が、中学生の時に思っててビックリした舞台にご自身が立っている、というのは?
彰孝さん
彰孝さん
まだウソみたいです。それを思い返すと。
そして、そういうお客様が今まさに劇場の客席にいらっしゃるんだと思うと、
またちょっとまたその初心を思い出すと言うか、
本当に1回1回大事にステージに上がりたいなと思います。
栗原さん
栗原さん
ともすれば、やっぱり長い公演ですし、もちろん、気を抜くことはないんでしょうけど、
初心って、たまに忘れがちになることがあるかと思うんですよね。
でもなんかすごいですね。そうやってふと思い返して。
彰孝さん
彰孝さん
それを思い返せる劇場があるってことは、ええ。
私にとっては大事な劇場ですね、この福岡の劇場は。

『ノートルダムの鐘』福岡公演について

栗原さん
栗原さん
今度『ノートルダムの鐘』も福岡公演ということで、
思いもやっぱり九州はね、地元ですし、ちょっと強くなるかなと、勝手に思いますけど
彰孝さん
彰孝さん
そうですね。
東京での初演が3年前だったんですけど、その頃からもういずれ福岡でこの作品をやりたいな、と願ってました。
栗原さん
栗原さん
わあ、かなってよかったですね。
決まった時どうでしたか?
彰孝さん
彰孝さん
いやあ、やっと、という感じでしたね。
絶対に、福岡で上演はするこちになると思ってたんですけど、やっとこのタイミングで来たなというのは。
栗原さん
栗原さん
いろんな役柄も、あるんでしょうけれど
キャストっていうのは自分から志願するんですか?
彰孝さん
彰孝さん
この作品の場合は、オーディションでした。
栗原さん
栗原さん
ということはこの役をやりたいから、と。
彰孝さん
彰孝さん
それで、予選があり、本選があり、
本選ではブロードウェイの(※)スタッフの前で、こういう制約がある役だからちょっとそれを思ってやってみて、
背骨が曲がってる役だから背骨が曲がって身体もゆがんだ、その声を表現して、といきなり言われて。

『ノートルダムの鐘』アメリカ公演は、ブロードウェイではなかったので、
彰孝さんが言ったのは、アメリカのディズニーシアトリカルのスタッフ、という意味だと思います。

栗原さん
栗原さん
そのリクエストに応えるわけでしょう?
彰孝さん
彰孝さん
応えるしかないですよね(笑)。
どんな風だったか覚えてないですけど。
栗原さん
栗原さん
その時って、自分の中のあらゆる引き出しを模索して空けることになりますよね。
彰孝さん
彰孝さん
そうですね、即興的にやらなければいけないですから。
栗原さん
栗原さん
認められて。何よりです。
お稽古自体は、いつぐらいから始まってたんですか?
彰孝さん
彰孝さん
ええと、京都からずっと続いてる作品ではありますので、
出演してるキャストはもう舞台の経験はしてますけれど、
今回の福岡公演はちょうど先週から大きなお稽古始まってまして、
まさに今日も今、横浜で稽古をしています。

私はちょっと抜けて、また明日は稽古場に戻ります。

栗原さん
栗原さん
ありがとうございます。
今回の福岡公演は2月の17日からになりますけれども、
見所があったら、リスナーの皆さんにちょっと予習をしてもらいたいなと思うんですけど。
彰孝さん
彰孝さん
3人の男、カジモドと、大助祭のフロローと、大聖堂警備隊上のフィーバスが、
1人のジプシーの女性エスメラルダを巡って、みんなが彼女を愛する、という愛憎劇となっています。

ディズニー作品の中でもドラマ性の強い、人間ドラマの書かれている演目ですので、
いろんな思いをいろんな感情移入をしながら見てもらえる作品になっていると思います。

栗原さん
栗原さん
注目してほしいセリフであるとかシーンであるとか、
聞いてほしいセリフとかありますか?
彰孝さん
彰孝さん
そうですね。
この作品は、特に他の演目と違って、「コロス」という演劇手法を使っていて、
カジモドの思うことは、私が演じるのもそうなんですけどl
「この時カジモドは怒った」「カジモドは決意した」とか、それぞれのアンサンブルが役割を果たして伝えていくっていう手法なので、
ちょっと他のミュージカルとは違うと思います。
そういったところにも注目しながら観ていただければ。
栗原さん
栗原さん
昨日の番組のテーマが、好きな歌詞であるとか好きなセリフをリスナーの皆さんからもらってたんですけど、
ご自身が演じたものじゃなくてもいいんですけど、
影響されたというような印象に残っているセリフだとかありますか?
好きな曲を選んでもいいんですけど。
彰孝さん
彰孝さん
僕が、何回言ったか、叫んだか、歌ったか、わかんないんですけれど、
『ライオンキング』での、「心配ないさ」
ですね。
栗原さん
栗原さん
・・・言ってもらっていいですか?
彰孝さん
彰孝さん
心配ないさー!!!
栗原さん
栗原さん
ありがとうございます。ムチャぶりをしまして(笑)
彰孝さん
彰孝さん
いえいえ(笑)

終わりに

(チケット案内の後)

栗原さん
栗原さん
聞いてくださっている皆さんにメッセージとそれから田中さんが歌ってらっしゃる曲もこの後ご紹介しようと思いますが、
曲のご紹介までお願いできますか?
彰孝さん
彰孝さん
アフリカのサバンナの次はフランスの15世紀のフランスのパリの世界が広がりますので、
ぜひ劇場に体感しにいらしてください。お待ちしてます。
栗原さん
栗原さん
きっとまた、素敵な舞台になると思いますので、お運びください。

感想

栗原さん、声の深い感じとか口調が、織笠里佳子さんにちょっと似ているなあ、と感じながら聞いていました。
インタビューされる側が安心して話せる雰囲気を作られる方なんじゃないかと思います。

松井愛のすこ~し愛して」の時の、聞き手がすごく四季好きで盛り上がる感じとはまた違う感じで楽しかったです。

今まで、田中彰孝さんのインタビューでは、
シンバデビューの後すぐに降ろされた話をよく聞く印象があったのですが、

『オペラ座の怪人』を初めて観て、帰りの車中でずっと歌っていた
エピソードは初めて聞きました。


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