劇団四季『ノートルダムの鐘』カジモド役の1人、田中彰孝さんの、
NBC長崎放送でラジオ「ひるかラ!MIX」での生出演インタビューの内容のメモです。
パーソナリティは栗原優美さん。
劇団四季の作品について、たくさん観劇しているとか、特別に詳しい方、という感じではありませんでしたが、
長崎の方言で話されるので、
福岡出身の彰孝さんもリラックスして話されている印象がありました。
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PR活動もラストスパート!午後はNBC長崎放送でラジオとテレビに生出演。ラジオ「ひるかラ!MIX」に登場しました。長崎の皆様、お聴きいただけましたでしょうか?#ノートルダム福岡 pic.twitter.com/6pGwTtGSHi— 劇団四季 (@shiki_jp) January 31, 2020
『ノートルダムの鐘』田中彰孝さんインタビューメモ
自己紹介お願いしていいですか?
『ノートルダムの鐘』の役ではカジモド役を演じることに・・・なってます!
このカジモド役というのは主役、主人公と思って大丈夫ですかね?
生まれ持って、体にちょっと制約がありまして、そのことにより塔の中に閉じ込められていて、
その塔はノートルダム大聖堂なんですけど、20年間人と接することなく、大助祭のフロローしか接したことがない青年の役です。
壮大な、壮大な、と言うかやっぱり、愛のテーマですよね。
田中彰孝さん、前回の『ライオンキング』福岡公演の方で随分長くお出になったそうですね。
どういうステージでしたか、毎回毎回。
劇団四季を目指したきっかけ
目指したきっかけは何だったんですか。
『オペラ座の怪人』だったんですけど、その時に、少年・田中彰孝は衝撃を受け、それからそこが大きなきっかけになってます。
ちょうど、キャナルシティ劇場のこけら落としの公演だったので、
家族もどんな公演かわからないまま、とりあえず観てみようということで。
曲を忘れたくない、という一心で、ずーっと口ずさみながら、家に帰ってすぐ、
自分の声でラジカセにメロディーラインを吹き込みました 。それくらい衝撃的で。
そこで覚えいたんですものね。
そう、ずっと忘れないように、って
印象的な曲が4曲あるんですけど、ぜんぶ覚えていましたね。
その彰孝少年が、数年たって(劇団四季を)目指して、チャレンジする時は、ご家族は?
願書を出す前日に、父親の方に「ちょっと進路を転換したい、劇団四季を受けたい」、と言ったら、
もう本当にびっくりして、びっくりしかないですね。
そいで?
「分かった、じゃあ自分で色々調べて決めなさい」と言われて、
学生服を着て、東京の専門学校を何校か周り、一つに決めました。
初心に変えれる劇場
そして、そういうお客様が今まさに劇場の客席にいらっしゃるんだと思うと、
またちょっとまたその初心を思い出すと言うか、
本当に1回1回大事にステージに上がりたいなと思います。
初心って、たまに忘れがちになることがあるかと思うんですよね。
でもなんかすごいですね。そうやってふと思い返して。
私にとっては大事な劇場ですね、この福岡の劇場は。
『ノートルダムの鐘』福岡公演について
思いもやっぱり九州はね、地元ですし、ちょっと強くなるかなと、勝手に思いますけど
東京での初演が3年前だったんですけど、その頃からもういずれ福岡でこの作品をやりたいな、と願ってました。
決まった時どうでしたか?
絶対に、福岡で上演はするこちになると思ってたんですけど、やっとこのタイミングで来たなというのは。
キャストっていうのは自分から志願するんですか?
本選ではブロードウェイの(※)スタッフの前で、こういう制約がある役だからちょっとそれを思ってやってみて、
背骨が曲がってる役だから背骨が曲がって身体もゆがんだ、その声を表現して、といきなり言われて。
『ノートルダムの鐘』アメリカ公演は、ブロードウェイではなかったので、
彰孝さんが言ったのは、アメリカのディズニーシアトリカルのスタッフ、という意味だと思います。
どんな風だったか覚えてないですけど。
お稽古自体は、いつぐらいから始まってたんですか?
出演してるキャストはもう舞台の経験はしてますけれど、
今回の福岡公演はちょうど先週から大きなお稽古始まってまして、
まさに今日も今、横浜で稽古をしています。
私はちょっと抜けて、また明日は稽古場に戻ります。
今回の福岡公演は2月の17日からになりますけれども、
見所があったら、リスナーの皆さんにちょっと予習をしてもらいたいなと思うんですけど。
1人のジプシーの女性エスメラルダを巡って、みんなが彼女を愛する、という愛憎劇となっています。
ディズニー作品の中でもドラマ性の強い、人間ドラマの書かれている演目ですので、
いろんな思いをいろんな感情移入をしながら見てもらえる作品になっていると思います。
聞いてほしいセリフとかありますか?
この作品は、特に他の演目と違って、「コロス」という演劇手法を使っていて、
カジモドの思うことは、私が演じるのもそうなんですけどl
「この時カジモドは怒った」「カジモドは決意した」とか、それぞれのアンサンブルが役割を果たして伝えていくっていう手法なので、
ちょっと他のミュージカルとは違うと思います。
そういったところにも注目しながら観ていただければ。
ご自身が演じたものじゃなくてもいいんですけど、
影響されたというような印象に残っているセリフだとかありますか?
好きな曲を選んでもいいんですけど。
『ライオンキング』での、「心配ないさ」
ですね。
終わりに
(チケット案内の後)
曲のご紹介までお願いできますか?
ぜひ劇場に体感しにいらしてください。お待ちしてます。
感想
栗原さん、声の深い感じとか口調が、織笠里佳子さんにちょっと似ているなあ、と感じながら聞いていました。
インタビューされる側が安心して話せる雰囲気を作られる方なんじゃないかと思います。
「松井愛のすこ~し愛して」の時の、聞き手がすごく四季好きで盛り上がる感じとはまた違う感じで楽しかったです。
今まで、田中彰孝さんのインタビューでは、
シンバデビューの後すぐに降ろされた話をよく聞く印象があったのですが、
『オペラ座の怪人』を初めて観て、帰りの車中でずっと歌っていた
エピソードは初めて聞きました。