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劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』横浜公演第3回トークイベントレポ

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7月13日(金)の、劇団四季「ノートルダムの鐘」オフステージイベント、第3回に参加した時の内容をまとめました。

第3回のトークテーマは「『ノートルダムの鐘』を彩る音楽について」でしたが、

まさかの

「いっしょに歌おう」イベントでした(^^;)

『ノートルダムの鐘』横浜公演でのイベントは、私は1、2回目は参加できずに公式サイトでのレポートを読んでいたのですが、この第3回トークイベントは最終回だったので、公式サイトにはレポートが掲載されませんでした。

どんな内容だったか知りたい、という方の参考になったら嬉しいです。

劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』横浜公演第3回トークイベント

開演前に、イベント受付をして参加証をもらいます。

この日は、どこかの学校のPTA団体の観劇があり、イベント受付の反対サイドがその方たちの観劇受付だったのですが、まちがえてイベントの受付に並ぶ方もいました。
KAATは、ダイホールの入り口が屋内なので、イベント受付で並ぶのもラクでいいですよね。

終演後、一度ロビーに出て、20分ほど待って、客席に再入場し、参加証に書かれた席番号に座ります。

クワイヤの”Out There”♪

イベントが始まると、舞台に登場したのは、司会進行の、クロパン役阿部よしつぐさん。

最初に、男性クワイヤ(聖歌隊)の、永井さん、高井さん、山下さん、和田さんの4人による、カジモドのナンバー”Out There”のアカペラ。

このアカペラは、阿部さんが、
「個人的に、クワイヤの皆さんのソロパートありの歌を聴きたいので企画したら、通ってしまって」
という経緯で実現したそうです。

阿部さん、素晴らしい企画をありがとうございました!

「オペラ座の怪人」ファントム役の高井さん、ウバルト・ビアンジ役の永井さん、そして、今まで私はソロを聞いたことがなかった山下さん、和田さんのソロと、4人のハーモニーが聞けて最高でした。

アカペラの後で、舞台に登場したカジモド役の飯田達郎さんは、「本番では自分がソロで歌っているんですけれど、僕、ハーモニーって大好きなんですよ」とニコニコで、「次回から、僕、口パクしますので、みなさんが歌ってください」と言ってました。いやいやいや(笑)。

イベント前半・グループトーク

司会の阿部さん、クワイヤの4人、飯田さんのトークです。

トークテーマ「好きな曲は?」

高井さん「”Some Day”。もうすぐ終わるから(笑)。」

会場爆笑。

「いや、”Some Day”までくるともう物語が終盤なんだなあ、という感慨がある、という意味です」

トークテーマ「指揮者がいない舞台でどうやってタイミングをとっているか」

山下さん「クワイヤ席では隣もよく見えなくて、出だしにタイミングを取るのは難しいのですが、あまり探らずに、自分がここだと思うタイミングでバシッと出る方がよいと思っています。クワイヤは歌うだけではなく、演技とセリフがありますので、ずっと芝居の流れを自分の中に持っておくようにしています」

クワイヤが「演技」をするのは、劇団四季のクワイヤの皆さんが完全暗譜していたために新しく加えられた演出なんですよね。

トークテーマ・「難しい曲は?」

永井さん「”Hell Fire”。ワンフレーズが長く、1パート2人なので、違うタイミングでブレスを取るようにしていますが、高音が続くこともあって、どんどん体が固くなっていきます。」

阿部さん「だ、そうです。肩こりになりたい方におすすめですね(笑)」。

また、和田さんの趣味が落語で、高座名を持っている、という話も出ました。

イベント後半・”OLIM”を一緒に歌おう

今回のイベントは全部トークだと思っていたのですが、後半は”Olim”の歌唱練習をしました。

いやね、確かに、歌詞カードは配布されていました。いましたが、歌詞カードは曲の解説に使うものだと思っていたんですよね(^^;

歌唱指導は永井さんと、女性アンサンブルの小島さん。山下さんがキーボードで伴奏を担当されました。

“Olim”は、

「いつか栄光の祝福が この輝く世紀が いつか来ると信じて」

という意味のラテン語詞で、オーバーチュアの、最初の最初の、静かに始まる部分です。音域高いし、すごく難しい・・・

Olim olim deus accelere

Hoc saeculum splendidum

Accelere fiat venire olim

オーリム オーリム デウス アチェレーレ

オク セークルム スプレンディドゥム

アチェレーレ フィアット ヴェニーレ オーリム

(イベント当日配布された歌詞カードには、カタカナのフリガナがふられていましたが、イベント終了後に返却しましたので、このカタカナは自分でふり直したものです。)

Olimを歌うポイント

2回繰り返し(本番では、2回目から輪唱のようになる)て、最後のオーリムまでは、中世教会音楽風に、抑揚をつけずお経のように平坦に歌うのがポイント。

「アチェレーレ」あたりで、膨らませたくなるのですが、永井さんによると、抑揚をつけずに、というのがすごいストレスなのだそう(笑)。
二度目のオーリムでは思い切りクレッセンドできるので、「そこでストレスを発散しています(永井さん)」・

練習は、音程なしで、歌詞をリズムに合わせて入れることから始めました。

ラテン語は、ほぼ、ローマ字読みでよいのですが、旋律に音を当てはめるのがすんごい難しい。

特に2行目の「オク セークルム スプレンディドゥム」が難しかったなぁ。
私は、その場では結局、自分で納得できなくて、原音を聞きながら何日か1人で練習してやっと「まあ、これならリズムを外れていないかな?」という感じになりました。

それでもイベント参加者の大半はリピーターで曲を知っていることもあり、

山下さんが弾くキーボードに合わせて何度か歌ううちに、なんだか歌えている感じになって行きました。

最後は、キャストさん全員が登場し、客席通路にも俳優さんたちが来てくださって、全員で歌いました。

私の席は通路ぎわで、となりにクワイヤの澤村さん、少し後ろに男性アンサンブルの平良さんがいらっしゃいました。

当たり前だけどお二人ともすごく響く美しい声で、間近で生声の歌を聴けて幸せでした!


劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』第3回トークイベント(歌練)の感想

私は、高校から大学3年まで部活とサークルで合唱をやっていたのですが、

大学に入ってからは「日本人なんだから、日本語の歌を歌わなければ意味がない」とラテン語曲を多くやるサークルを避けて、日本の合唱曲だけを歌うサークルに入っていたんです。若気のいたりです・・・(笑)

「ノートルダムの鐘」を観てから、ちょっとでもラテン語曲をやっていたら感じ方が違うのだろうなあ、ととてももったいなく感じていました。
なので、今回、思いがけず、「歌い方」の解説を聞いて少しの時間ですが、練習ができてすごくうれしかったんですよ。

一緒に参加した友人は、社会人になってから数年ゴスペルをやっていたので、彼女も楽しんでいました。

あ、もちろん、イベントでの練習は、歌の心得が全くない方でも楽しく参加できるものでしたよ(^^)

キャスト・スタッフのみなさん、終演後までありがとうございました。

劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』横浜公演2018年7月13日のキャスト

カジモド 飯田達郎 フロロー 川口竜也
エスメラルダ 宮田 愛 フィーバス 佐久間 仁
クロパン 阿部よしつぐ
男性アンサンブル 女性アンサンブル
塚田拓也 小川晃代
奥田直樹 杉山由衣
大空卓鵬 町島智子
賀山裕介 小島由夏
高枡裕一
平良交一
手島章平
吉田功太郎
男性クワイヤ 女性クワイヤ
永井崇多宏 片山美唯
白山博基 小山百合恵
山下泰明 青栁歌奈
見付祐一 土居愛実
中西勝之 北野有希依
澤村楽人 谷 明実
高井 治 吉田瑛美
和田ひでき 織笠里佳子

 

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