クロックケーク、とは、アパレイユ(卵液)に浸した食パンと具を交互に重ねてケーキ風に焼いたもの。
クロックムッシュと同じく、ハムやチーズを挟めばお食事ケーキになるし、ジャムやクリームチーズを挟めばスイーツにもなります。
クロックケークの何が良いって、生地が膨らまないとかという失敗は一切ないこと。
今回は、ノザキのコンビーフ公式さん(@nozaki1948)が、ホットサンドの具としてツイートしていた、コンビーフとカマンベールチーズの組み合わせに、ほうれん草を入れました。パンをアパレイユに浸すところでは、アイラップを活用します!
コンビーフとカマンベールチーズのクロックケークの作り方
材料と手順
食パン10枚切り 2枚
コンビーフ 50g
カマンベールチーズ 薄くスライスしたもの 9枚
ほうれん草 ゆでた状態で35g
卵 1個
牛乳 50㏄
マジックソルトやハーブソルト 小さじ1/4
クロックムッシュは厚めのパンで作ることがありますが、クロックケークは層が細かい方が断面がきれいなので、10枚切りくらいの薄いパンを使います。
焼き型は、富沢商店で買ったペーパーの焼き型。
もちろん、金属の型でもOKです。
牛乳パックは、表面をコーティングしている樹脂がオーブンの熱で溶けるので焼き型には使えません。
アルミホイルで包んで、という方法もあるようですが私はやっていません。
アパレイユにパンを浸すときにはバットではなく、「アイラップ」を使います。
使い終わったら捨てればよいので洗いものが減らせますし、パンを入れたら空気を抜きながら口をとじると少な目も卵液でもしっかり浸みこみます。
ポリ袋に入れて加熱するわけではないので、耐熱性のないなかったら他の種類のポリ袋でもいいですが、丈夫さ、しなやかさなどの点でアイラップが使いやすい。
1.型にクッキングペーパーを敷きます。
2.アイラップに卵、牛乳、マジックソルトを入れて卵液を作ります。
3.食パンを半分に切り耳をカットして、卵液に浸します
4.ほうれん草を茹でてカット。
5.卵液から取り出したパンと具材を交互に型の中で重ねます
(ここでオーブントースターを200℃に余熱します。)
6.200℃のオーブンで20分焼きます。
1.型にクッキングペーパーを敷きます。
2.アイラップをカフェオレボウルなどに広げて、卵、牛乳、マジックソルトを入れたらボウルから取り出して、外側から手でもんで卵液を作ります。
白身のかたまりが残ると、パンに吸収されないので、よーくもんで均一に混ぜてください。
3.食パンを半分に切り、縦の辺になる耳を切り落として、
ポリ袋に平らに並べて入れます。
耳は好みですべて切り落としてもいいですし、残しておいてもいいです。
ポリ袋をバットや皿に置いて、冷蔵時に入れ、30分~寝かせます。
ときどきひっくり返したり動かしたりして浸し具合にムラができないようにします。
4.鍋に湯を沸かしてほうれん草を茹で、水にさらしてあく抜きします。
水気を絞って3㎝位の長さに切ります。
ほうれん草にはシュウ酸が多く含まれているので、茹でたら水にさらしてあく抜きします。
シュウ酸は熱によって消えるものではないので、電子レンジ調理でも、加熱後一度流水にさらしてあく抜きします。
5.型の中で食パンと具を重ねていきます。
(オーブンまたはオーブントースターの余熱開始)
一番下にまず食パン⇒カマンベールチーズ⇒コンビーフ⇒ほうれん草⇒食パン⇒・・・
の順に重ねます。
コンビーフはあらかじめほぐしておきます。
最後は食パンで終わりにします。
クロックケークを観劇弁当に持っていく場合
パンをアパレイユに浸している時間を入れて、
だいたい、2時間くらいできるので、
前日の夜作って冷蔵庫で落ち着かせてから切るのがおすすめです。
朝作って昼の公演に持っていく、という場合は
粗熱が取れたらカットして完全に冷ましてから包みます。
アイラップの「おにぎりぽっけ」を2㎝ずつカットして少しサイズを小さくして包みました。
この時は、ブルーベリージャムとマスカルポーネチーズの甘いクロックケークも作ったので(左の1切れ)、両方持って『ライオンキング』観劇へ。
おにぎりぽっけに包むと、食べるときもこうして持てるので便利。
まとめ
市販のペーパー型と、売っている食パンのサイズの関係で、けっこうすき間ができるので、
「型なくてもいいんじゃね?」という気もしますが、
あった方が、詰めるときのガイドになったり、オーブンの出し入れがしやすかったり。というメリットがあります。
実は、パンの耳を残した端っこもおいしい。。
具はコンビーフ+カマンベールチーズ+ほうれん草以外、
クロックムッシュの、ハム+チーズ
キッシュのベーコン+玉ねぎ
をベースにしてもいいです。
断面がきれいに見えるのがポイントなので、
できればほうれん草、ブロッコリーなどの、グリーンのものを入れるのがおすすめです。