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劇団四季ファミリーミュージカル「嵐の中の子どもたち」2017年1月9日観劇メモ

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劇団四季ァミリーミュージカル「嵐の中の子どもたち」2017年1月9日自由劇場での公演を観たときの感想やキャストをまとめました。

「嵐の中の子どもたち」は、2016年12月29日に初観劇して、2017年夏休みにも公演があるので、今回は1回でいいかな、と思っていたのですが、四季公式のこのツイートにやられました。

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ケン役の政所さんとボブ役の田中さんの空気感がすごくよくて、こんなの見せられたら、舞台で観ないわけにいかないじゃないですか。

前回観劇は、ケン役菊池俊さん、ボブ役田中さんで、結局このシーズンでは田邉さんのボブは見られませんでしたね・・・

(過去に書いた観劇メモを再編集しました。基本的に、その当時、感じたように書いています)

「嵐の中の子どもたち」のあらすじや作品の見どころはこちらにまとめました。

子どもと行きたい・劇団四季ファミリーミュージカル「嵐の中の子どもたち」はここが楽しい「嵐の中の子どもたち」の初演は1981年。 その後、全国公演、児童招待公演、クリスマスチャリティ公演として上演されてきて、2016年1...

劇団四季ファミリーミュージカル「嵐の中の子どもたち」2017年1月9日のキャスト

ボブ 田中宣宗よしとき フローラ 小坂華加
ケン 政所まんどころ和行 ビッキー 松木菜美
教授 山本 わたる プルーシー 空田あかり
モールス/村長 中田雄太 カロリー 坂井菜穂
パック 武藤洸次 ブブ 菅谷有希
ダンプ/親方 らい頼春まさはる レイジー 柿野麻季
ジェロニモ 中村 巌 セシリー 髙橋えみ
ポー 高草木健二 リンダ 蒼井 蘭
ブラックジョー 大黒智也 校長先生 菅本烈子
ハッチ 佐橋秀明 マーマレード 秋本みな子

劇団四季ファミリーミュージカル「嵐の中の子どもたち」2017年1月9日の観劇感想

今回のケン役は政所和行さん。

2010年研究所入所、『キャッツ』ランパスキャット役、「コーラスライン」ラリー役、「美女と野獣」アンサンブル、ファミリーミュージカル「むかしむかしゾウがきた」東京公演・全国公演で見たことがあります。

ランパスキャットはソロナンバーが無いネコで(※)、「コーラスライン」ラリーはオーディション受験者ではなく演出家の助手なので、役としての自分を前面に押し出すことがない役でしたね。
なので、キャラクターがはっきりと出てきてお芝居がたくさんある役で見るのは初めて。

※2018年の『キャッツ』東京公演までは「グレートランパスキャット」ナンバーはカットされていました。その当時もソロダンスやパドドゥはあり、群れのナンバー2のネコ、という設定は変わりません。

政所さんのソロの歌を初めて聞きましたが、今の時点で「ものすごくうまい」、ということではないけれど、劇団四季の普通のレベルでうまいし、声質が素直でいい感じ。好きです。
政所さんの、男性にしてはとても色白で、育ちのよい、素直そうな雰囲気が、そのままケンのキャラクターに合っています。

踊り方がスタイリッシュで、ボブと同じ振りを踊っても、品がよいケン、野性的なボブというキャラクターの違いがはっきりします。

ファミリーミュージカルの喧嘩の場面ではお約束の「向かい合って開脚ジャンプする」振りや、取っ組み合いも、政所さん・田中さん(マンゴジェリー)はさすが『キャッツ』キャストで、緊迫感がありました。

ケンは穏やかで知的なのですが、他人の感情に疎い一面や、少し冷たいところがあります。

嵐で壊滅した村を子供だけで立て直すため、一度は協力した優等生グループと山賊団が、再び対立するきっかけになったのがケンが作った役割分担です。

ケンとしては合理的な理由で決めたのにどうして不満が出るのか本当に分からないのでしょうね。

でも客観的に見ると、ケンの決め方では山賊団が「自分たちは下に見られている」と思うのは明らかです。
そういう人の心の機微をつかむことはできなくて、必要がないと思っているのかもしれません。

とはいえ、ケンも子どもなので、なんでも完璧だったらそれも怖いですけれど。

でも、自分の間違いをすぐに認めてあやまれるのがケンのよいところです。

ボブは、言動が粗野でガキっぽいですが、情に厚くて優しいし、リンダが言うように「機転が利いてたくましい」生命力の強い子です。
子どもながらに、ボブのほうが生き物としての「いい男」なのかもしれません。

みんなをだますつもりでついたウソではなく、ジェロニモのお父さん(先住民)から聞いた遺跡の伝説を聞いて、遺跡を夢見ているうちにほんとうのような気がしてきてしまった、というロマンチストな面もあるし。

でも見栄っ張りで、自分からはなかなかウソを認められなかったり、意外と潔くないところがあります。

田中さん、ボブが分教場に盗みに入るシーンはもうマンゴジェリー(『キャッツ』の泥棒猫)にしか見えなかったです(笑)。

カーテンコールでフローラをリフトする前に、ボブが両手を広げて「おいで」とニコッとする表情が優しくていいなあ。

ということで、ケンとボブ、それぞれタイプが違い、欠点もあるけれど魅力的な男の子に見えました。

肺炎になったビッキーを運ぶため、無線でヒンメルの駅長に指導を受けながら機関車を動かす場面で、ボブが「運転手は(優等生グループの)教授!」、ケンが「ファイアーマンは(山賊団の)力持ちのダンプ!」という意味も、「お互いのグループの良さを認めった」ことが伝わってきました。

「嵐の中の子どもたち」のストーリーでは恋愛要素ゼロでしたが、これ、あと数年したら、フローラをめぐって三角関係になりそう・・・(笑)

フローラ役は、前回とは変わり小坂華加さん。2015年研究生です。「コーラスライン」では最初の選抜で落ちてしまうトリシアから、「ラインに並ぶ」クリスティンに役替えしていました。

フローラは、どうかすると単なる「いい子ちゃん」になってしまいがちな役ですが、小坂さんは良いお母さんになりそう、的な強さを感じました。

前回観劇から2週間程度なのに、今回はカンパニーとしてのまとまりも出ていて、よりお芝居に入り込んで見られました。

ファミリーミュージカルで、日曜日ということもあって、客席は小さなお子さんを含む家族が多く、私の後ろも、お子さん二人とお母さんでした。

幕間にプログラムを見ながら「汽車はいつ出てくるのかな?」「最後じゃない?大人が汽車に乗って帰ってくるのかも」「でも写真は子どもが乗っているよ」「そうだねえ、嵐になってしまってどうなるのかな?」と話し合ったり、
ブログラムに乗っている稽古写真を見て、お母さんが「ほら、こうやって練習するんだね。ダンスみんなすごいね、カッコいいよね」と言ったり、ファミリーの時の、こういう雰囲気、大好きです(^^)

急に冷え込んだ日だったためか、暖房が入っている劇場でも手が冷たくなってしまい、ロビー見送りで最初に握手した空田さん(プルーシー役)には申し訳なかったです。

「嵐の中の子どもたち」の前回公演は2009~2011年でした。
その時のキャストでは、すでに在団してない人もいますが、

ケン:竹内一樹さん(『リトルマーメイド』エリック王子)

フローラ:岡本瑞恵さん(『アラジン』ジャスミン)松元恵美さん(『リトルマーメイド』アリエル)

ポー:島村幸夫さん(『アラジン』アラジン)

ハッチ:山下啓太さん(『アラジン』オマール)

など、現在、劇団で活躍している方も多いです。

今回、初舞台を踏まれた方たちの中から一人でも多くの、魅力的な四季俳優さんが育ってくださることを期待しています。

観劇メモを振り返って

いつも喧嘩ばかりしている子どもたちが、生まれ育った村が被災し、しかも子どもたちだけが取り残されてしまった、というサバイバル状況で、協力し合い、前に進んでいくというストーリーを読んだ時には、正直、物語としての面白さはあまり期待していなかったんです(すみませんm_ _m)

実際に舞台を観たらかなり面白かったです。

優等生とやんちゃな子どもたちの対立、という構図や、できごころのウソからひっこみがつかなくなり、大ごとになってしまう、など、

Eテレの道徳ドラマみたいな要素もあり、大人としてはちょっと気恥ずかしいところもありますが、2回目はもうそれも気にならなくなりました。

ダンスの振り付けは個人的な技術よりも、子どものはつらつとした感じを表す、フォーメーションを生かしたもの。「振付:山田卓」なので、初演から基本的には変わっていないのかもしれませんが、見事だな、と思います。

ことの発端になったボブのウソ、そこから本当に遺跡が見つかった、という話はもう前半でおしまいなのか、と思ってたら途中からちゃんと伏線が張られていて、最後にそこも回収されていました。

劇団四季のファミリー作品は、実は、かならずしもハッピーエンドで終わるものばかりではなく、むしろ、問題提起をしてビターな終わり方をするものも多いのですが、「嵐の中の子どもたち」はすっきりハッピーエンドで、観劇後感がさわやかです。(ビターな話も好きですけれどね)

2017年の夏休み公演では、子供向けのイベントがあり、友だちの子どもたちが参加したのでその内容も記事にしました。

嵐の中の子どもたち イベント
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