この記事では劇団四季ミュージカル『キャッツ』ジェミマ役について、2002年大阪公演夏休み企画で配布されたカードの記録を兼ねて、キャラクター紹介をしています。
ジェミマは若いメス猫で、三毛の毛色。
オス猫のギルバート、マンゴジェリーと色が似ており、ソロナンバーがないので初めて観るときはあまり覚えられない猫の1匹かもしれません。
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劇団四季『キャッツ』【ジェミマ】ってどんな猫?
<ジェミマ>
「ジェリクルソング」での一言ソロは「目を閉じても 迷わないで」
ジェミマは会報誌「ラ・アルプ」での、松山育恵さんのインタビューによると、子どもと大人の間の少女、ということ。
ランペルティーザよりは少し上なのだと思います。
1幕の「グリザベラ」でグリザベラを嘲笑する歌を歌い出すのがジェミマです。
嫌いなものは嫌い、という、ものおじしない、中高生くらいのイメージでしょうか。
「ミストフェリーズ」ナンバーの終盤、ミストフェリーズが空き缶から赤い布を出すところ、今はタガーが缶を持っていますが、以前はジェミマが持っていました。
劇団四季『キャッツ』2002年大阪公演夏休み企画配布カード【ジェミマ】
(写真のキャストは王 飛さん)
劇団四季『キャッツ』【ジェミマ】2001年大阪公演以降のキャスト
福岡公演 | 2021年7月27日~2022年4月27日 |
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加島 茜、平井佑季、沙耶、藤田真由美、古田しおり | |
東京公演 | 2018年8月11日~2021年6月20日 |
町 真理子、円野つくし、加島 茜、坂井菜穂、沙耶 | |
大阪公演 | 2016年7月16日~2018年5月6日 |
円野つくし、加島 茜、江國冴香、朴 悠那、松山育恵 | |
札幌公演 | 2015年1月18日~2016年3月21日 |
松山育恵、加島 茜、間辺朋美、円野つくし | |
福岡公演 | 2014年4月~10月4日 |
松山育恵 | |
静岡公演 | 2013年9月15日~12月1日 |
松山育恵 | |
仙台公演 | 2013年4月23日~8月20日 |
齋藤 舞、松山育恵 | |
広島公演 | 2012年12月09日 ~ 2013年3月24日 |
小笠真紀、土井礼子 | |
横浜公演 | 2009年11月11日~2012年11月11日 |
金平真弥、撫佐仁美、王堃、小笠真紀、齋藤 舞 | |
東京公演 | 2004年11月11日~2009年5月3日 |
王堃、真鍋奈津美、飛田万里、熊本亜記、増田朱紀、撫佐仁美 | |
仙台公演 | 2003年12月19日~2004年5月5日 |
王堃、王飛=飛田万里、谷内愛、イスンミン | |
広島公演 | 2003年8月2日~11月24日 |
大田未稀、谷内愛、王堃 | |
静岡公演 | 2003年4月29日~7月9日 |
大田未稀 | |
大阪公演 | 2001年3月11日~2003年1月30日 |
鴨志田亜紀、春原一恵、大田未稀、王飛 |
劇団四季『キャッツ』【ジェミマ】についてのメモ
ジェミマは存在感をどう持たせるのかが、難しい役だなあ、と思います。
「普通の子」なので、普通でいればいいのですが、印象に残らない、ということにもなりがち。
「魅力」とは、ある種の過剰さだったり、クセだったりする面があると思うのですが、ジェミマみたいな役ってむしろそれが出しにくいんじゃないかなあ。
ただ、普通、とはいっても、ふんわりしたイメージではなく、感情をはっきり前に出す感じとか、気の強い感じ、というイメージもあり、
ジェミマ役とディミータ役をスイッチする人も多いことからもそういう傾向がうかがえます。
最近は、観る側としてもそういうところが分かってきてそれぞれの俳優さんのジェミマってこういう子かなあをイメージしやすくなってきました。