この記事では、日本最大手の高速バス会社「ウィラー・エクスプレス(WILLER EXPRESS)の大阪⇒東京便の運行スケジュール、ラクシアの乗り心地などをレポートします。
ラクシアは、ウィラーの中では高級クラスで、
- 縦8列で足元に余裕がある
- 3列独立
- すべての座席にプライベートカーテン付き
- 146度リクライニング
- 電動ゆりかごシート
などの特徴があります。ただし、女性専用車両ではありません。
料金は、私が利用した日は土曜日なので、平日よりは高く、9800円でした。
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大阪⇒東京間のウィラー・エクスプレス『ラクシア』乗車レポート
今回、私が利用したW221便の詳細はこちらです。
- WBT大阪梅田 21:40
- 京都駅八条口 22:50
- 川崎駅東口 6:15
- 池袋駅西口 7:15
- TDL 8:00
9:00 WILLER大阪梅田ターミナルに到着
乗車日は、
日中は、大阪四季劇場(ハービス大阪)で『リトルマーメイド』観劇をして、夜は天王寺で用事があり、21時前にJR大阪駅に戻ってきました。
大阪駅から徒歩10分ほどで「WBT梅田大阪」に到着。
高速バスの乗車時の手続きはいろいろなパターンがありますが、
WILLERエクスプレスの場合は、乗車票のプリントアウトなどは不要です。
発車時刻の10分前になると、ゲート前で呼び出しがありますのでそれまでは自由に過ごします。
日中来たときとは違って、バスを待つ大勢の人がロビーに座っていました。
ます、コインロッカーに預けた荷物を取り出し、メイク落としや歯磨き、ワンマイルウエアへの着替えをしたかったのですが、女性用更衣室が混雑していたので、先にトイレに行きました。
WBT大阪内にはトイレはなく、タワーイーストのエレベーターホールのトイレを使ってください、と掲示がありますが、このトイレ、女性用は個室が2つしかいなんです。
夜行バス利用のピークになる時間帯は当然、すごい行列です。
私は、同じ敷地内のガーデン5から、地下飲食店街の「滝見小路」に入り、そちらのトイレを利用させてもらいました。
WBT大阪梅田に戻ると、ちょうどバスが出たところなのか、パウダールームが無人になっていたので、着替えスペースで着替えて、メイク落としをしました。
WBT梅田大阪については、別記事で詳しくレポしています。
9:30 バスに乗車
発車10分前になると、便名で呼び出されますので、「ゲート」という看板のある出口から出て、スタッフさんについて乗車ポイントまで歩きます。距離は100m程度。
天気が良ければなんということはありませんが、大雨などだとぬれちゃいますね。
乗車時に、スタッフさんに名前とを告げるだけでよく、スマホなどを見せる必要はありません。
座席を指定をしていない場合は、ここで自分の座席番号がわかります。
私は6Bで、やや後ろ目の、真ん中の列でした。
ウィラー・エクスプレスの場合、専用サイトから予約すると座席指定ができます。
楽天トラベルでは予約ができないので、3列バスの場合は、たいてい真ん中になるみたいです。
独立3列バスでは、窓側の列だけカーテンがあって、中央列はカーテンなし、ということが多いのですが、ラクシアは真ん中列もカーテンがあり、前でカーテンのベルクロを留めると包まれている感があってよいです。
席の上の棚も、左右だけではなく、中央列にもあります。
ただ、左右の棚には荷物止めがついていて手荷物を置ける感じだったのですが、中央の列の棚は細いロープがついているだけで「コート置き専用です」と書かれていましたので、バッグは棚に置かず、フットレストの下に置きました。
電源コンセントも中央の列にもあり、スマホなどの充電ができます(ACアダプターとケーブルはあおなみの私物です)。
ラクシアのシートは、146度リクライニングでフットレストもあり、
電動ゆりかご機能で、座面も少し動くので、かなりフルフラットに近い感じですね。
(公式サイトよりお借りしました)
「ラクシア」のシートには、この首あてがあるおかげで私は首枕を持参しなくてもすごく快適でした。
ただ、私は160㎝なのですが、すごく身長の高い男性だと首の位置が合わないかも?
バスは時間通りにWBTを発車。
22:50 京都八条口到着・出発
6月に利用した、VIPライナーは、「一斉リクライニング方式」で、最後の乗車地を出たところで全員が一斉にリクライニングになるのですが、ウィラー・エクスプレスではリクライニングは各自で行います。
私は、乗り物酔いしやすいので乗車してすぐにリクライニングをしておけるのは助かりますが、
146度フルに倒してしまうと、後ろの人が乗りにくいので、後ろの席が乗るまでは軽く倒しておくくらいにしておいたほうがいいですね。
うとうとしていたのですが、
京都駅に着いたところで目が覚め、それまでは軽く倒していたリクライニングを、京都駅を発車した時にフルリクライニングにしていよいよ本格的に寝ます。
途中
「ラクシア」はトイレがついていない車両なので、2時間おきにドライブインに入ります。
私は一度も降りていませんが、降りるときには、ストラップ付の番号札を渡して、戻ったときに回収して、人数を確認しているそうです。
番号札を降車中に紛失しないように注意してください。
停車中は車内の天井灯が付きます。
「ラクシア」はカーテンはありますが、キャノピーはなく、
146度倒れていると顔が天井に向いているので、モロに明かりが目に入ります。
アイマスクはあったほうがいいです。
『車内がかなり寒い!』
出発時には感じなかったのですが、眠っているとかなり寒くなりました。
「ラクシア」では薄い毛布を無料貸し出ししてくれているのですが、夜中はかなり車内温度が下がり、私はそれでは全くたりず、自分のコートをかけていました。
夜中の寒さ対策は必須です。
6:15 川崎駅東口到着
降車地が近づくと、車内放送がかかり、車内の明かりがつきます。
私の後ろの人はここで降りたようです。その後、池袋まで1時間程度走行するときには再度電気が消えます。
7:15 池袋駅西口到着
ビックカメラ池袋西口店の前に停車しました。
この後、バスは東京ディズニーランドに向かいます。
信号を渡ると、すぐに池袋駅西口です。
バス降車後
池袋駅には、夜行バス用のターミナルはなく、着替えやメイクなどは他の場所でする必要があります。
私は駅前のマクドナルドのトイレでさっと着替えちゃったんですが、インターネットカフェなどを利用するといいかもしれません。
夜間は、「東武アネックスビル」3階の、国際興業バス・ウィラー・エクスプレス兼用の、待合所が利用できるので、池袋駅西口出発の場合は、待合所があるんですね。待合所の営業時間は毎日20:00~24:10です。
乗車しての感想は?
ラクシアの寝心地は?
ラクシアのシートは幅51㎝で、146度までリクライニングでき、フットレスト、電動ゆりかご機能による座面のスライドもあるので、ちょっと狭いソファベッドに寝ている、くらいの寝心地でした。
6月に東京⇒名古屋で乗車したスタンダードタイプのバスと比べると寝心地の差は歴然で、大阪⇒東京(東京⇒大阪)の距離だと、この程度の快適さがないと私はムリだなあ、と思いました。
首あてがあるのもとてもラクでした。
高速道路は、わざと路面をボコボコにしてある箇所がありさすがにその振動は分かるので、ちょっと目が覚めたりはしました。
バス車両の乗り心地とは別の話ですが、
ラクシアは運転手2名体制で、どちらの運転手さんも車内放送や、降車地についたときに声掛け(席の間を回って声掛けをしていた)が丁寧でよかったです。
ラクシアは女性専用車でないけれどどうだった?
ウィラー・エクスプレスの客層は、女性が7割近い、ということですが、今回もご夫婦らしいカップルで男性はいましたが、ほとんどが女性客でした。
独立3列なので、男性が隣でもまあいいかな、と思っていたんですが、結果的に両方の隣も、前後も女性でした。
こればかりは運なので、その時によっては男性が多いこともあるかもしれませんが、
独立シートでは隣の人との間に空間があるので、そんなに気にならないんじゃないかな、と思います。
スケジュールや乗車前後はどう?
21時40分発7時15分着、というスケジュールだと、
眠いのを我慢して出発まで起きていなくてもいいし、めちゃめちゃ早起き、という訳でもないので、スケジュールとしてはラクでした。
乗車前に利用するWBT梅田大阪は、大阪駅から遠いですが出発前に拠点にできるとこがあるのは良かったです。
ただ、朝7時15分は、だんだん、人が動き出す時間になってくる時間なので、着替えやメイクしない状態で町中に出るのが抵抗がある人はいるかもしれませんね。
(その点でも、女性はマスク必須かも)
池袋西口着だと、バスのターミナルやラウンジがないので、上に書いたように、すぐにネットカフェなどに行って身支度するのがいいのかな、と思います。
すばり、疲れた?
えーとですね、
池袋に到着してから、別の場所に移動して軽く朝食を食べて、すぐに帰宅したんですが、午後になったらすごく眠くなって2時間くらい寝ました。
到着した時には眠れなかった、疲れた、という感じはなかったんですが、新幹線移動と比べるとやはり疲れはあるんだと思います。
大阪⇒東京『ウィラー・エクスプレス』ラクシア乗車感想 まとめ
この乗り心地で、寝ている間に移動できるなら、9800円出しても、私は「遠征観劇の帰り」なら、大阪⇒東京の距離で利用するのはアリだと思います。
行きに使うと、観劇中はテンションが上がっているからいいけれど、帰るまでにすごく疲れて、もたないかもしれない。
日帰り観劇で一番使い勝手がいいのは、JR東海ツアーズのワンデー日帰りプランなんですけれど、
何かの理由でワンデーが使えないときにはまた夜行バスにしてもいいと思います。
次の機会にはまた別のシートタイプにして、到着地はバスタ新宿を使ってみたいです。