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【劇団四季キャッツの猫たち】アスパラガス=グロールタイガー(’02配布のカード)

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この記事では劇団四季ミュージカル『キャッツ』アスパラガス=グロールタイガー役について、2002年大阪公演夏休み企画で配布されたカードの記録を兼ねて、キャラクター紹介をしています。

「劇場猫ガス」「グロールタイガーの最期」以外のシーンにいる「ガス」は、毛並みなど年寄猫風ではありますが舞踏会でも踊っているし、劇場猫ガスと同じ猫ではないのかな?とずっと疑問に思っています。

劇団四季『キャッツ』【アスパラガス=グロールタイガー】ってどんな猫?

<アスパラガス=グロールタイガー>

「ジェリクルソング」での一言ソロは「生き抜けるか」
また、「ジェリクルソング」の最後には驚いている 顔をしているぞ これは一体なんだろうと歌います。

劇場猫ガスと劇中劇に登場する海賊猫グロールタイガーは、政治家猫バストファージョーンズと合わせ、3役を一人の俳優さんが演じています。

アスパラガス(ガス)は劇場に居つき、年老いた猫。
グロールタイガーはガスの若いころの当たり役で、ジェリーロラムと客席の求めに応じて再び「グロールタイガーの最期」の一幕を演じる、という体になっているのが『キャッツ』2幕の劇中劇です。

有名なトリビアとして、老いて痩せた猫から筋肉隆々の海賊に変身するにあたり、肩に入れた飛行機の救命胴衣を膨らませている、というのがありますね。

それなりの回数を観ているので小さなトラブルに遭遇したことはありますが、あれが膨らまなかった、というのはまだ見たことはありません。

グロールタイガーとグリドルボーンのデュエットはイタリアオペラのオマージュなので、声楽出身者がキャスティングされることが多くオールドデュトロノミー役とかぶっていることが多いですね。
また意外と若い人が演じていることもあります。

アスパラガス(ガス)は、「グレートランパスキャット」で警察”犬”の役で登場しています。


劇団四季『キャッツ』2002年大阪公演夏休み企画配布カード【アスパラガス=グロールタイガー】



(写真のキャストは村 俊英さん)

劇団四季『キャッツ』【アスパラガス=グロールタイガー】2001年大阪公演以降のキャスト

※『キャッツ』日本初演は1983年ですが、私が観たことがある時期から記載します。

福岡公演 2021年7月27日~2022年4月27日
正木棟馬、藤田光之、中橋耕平
東京公演 2018年8月11日~2021年6月20日
藤田光之、正木棟馬
大阪公演 2016年7月16日~2018年5月6日
瀧山久志、飯田洋輔、正木棟馬、橋元聖地、藤田光之
札幌公演 2015年1月18日~2016年3月21日
飯田洋輔、橋元聖地、正木棟馬
福岡公演 2014年4月~10月4日
正木棟馬
静岡公演 2013年9月15日~12月1日
正木棟馬、橋元聖地
仙台公演 2013年4月23日~8月20日
正木棟馬、飯田洋輔
広島公演 2012年12月09日 ~ 2013年3月24日
正木棟馬、田島亨祐
横浜公演 2009年11月11日~2012年11月11日
村 俊英、渋谷智也、キムスンラ=金森 勝、田島雅彦=田島亨祐、飯田洋輔、寺田真実
東京公演 2004年11月11日~2009年5月3日
村 俊英、渋谷智也、キムスンラ=金森 勝、田島雅彦=田島亨祐、飯田洋輔、寺田真実
仙台公演 2003年12月19日~2004年5月5日
村 俊英
広島公演 2003年8月2日~11月24日
キムスンラ、村 俊英
静岡公演 2003年4月29日~7月9日
村 俊英
大阪公演 2001年3月11日~2003年1月30日
村 俊英、渋谷智也、キムスンラ

劇団四季『キャッツ』【アスパラガス=グロールタイガー】についてのメモ

作品の中で、老いた役者に

「今の芝居もいいけれど比べものにはならないね。俺の時代は語り草」

と言わせているのが、永遠の入れ子、という感じで、皮肉でもあるし、
作品のテーマが「再生」であることと合わせると、必ず訪れる変化というものに自分がどう向き合うのかを問われているようだなとも思います。

ガス、グロールタイガーについては、2002年~2019年まで観てきた舞台で大幅な演出変更はないのですが、シャムネコ軍との「殺陣」は結構変わりました。

2002~4年あたりは、今よりもずっと「型」の要素が強かったと思います。
演じる方も個性もあるでしょうが、正木さん、飯田さんが中心的に出演するようになってからは一時かなりリアリティ追及路線だったような気がするんですよね。橋元さんも動ける方ですし。

札幌、大阪公演あたりでは正木さんのグロールタイガーが、ギルバートを挑発するのとか、すごくおもしろかった。

2018年8月開幕の東京公演では、グロールタイガーとギルバートの剣を合わせることと、劇伴の音に合わせるような、また少し「型」の雰囲気を出しつつ、スピード感も追及しているのかな。
今後も楽しみです。


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