この記事では劇団四季ミュージカル『キャッツ』バストファージョーンズ役について、2002年大阪公演夏休み企画で配布されたカードの記録を兼ねて、キャラクター紹介をしています。
バストファージョーンズは、上等そうな黒いビロードの上着に白いスパッツを身に着けた太っちょ猫。
自分のナンバーにしか登場しません。
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劇団四季『キャッツ』【バストファージョーンズ】ってどんな猫?
<バストファージョーンズ>
「ジェリクルソング」には、バストファージョーンズは登場しません。
政治家ネコがキャッチフレーズですが、グルメネコの性質の方が強いような気がします。
アスパラガス=グロールタイガーと、バストファージョーンズは同じ俳優さんが演じます。
客席通路から「いらっしゃーい」と愛想よく登場。
センターブロック最前列の真ん中あたりにすわっていると、バストファージョーンズさんの胸の赤いお花をもらえる可能性があります。
バストファージョーンズは、原詩ではセントジェームズストリートに住み、白いスパッツをはいている金持ち猫で、シャムネコ亭のカレーが好物、となっています。
グリザベラがトッテンハムコートロードに立っている娼婦、という箇所もなのですが、どうしても地名に結び付くイメージは、その単語を入れればいい、というわけでもないし、翻訳って難しい仕事ですよねえ。
その代わり、というか、2014年札幌公演以降、バストファージョーンズさんの食べるごちそうが、ご当地グルメを含むオブジェになりました。
ごちそう、といってもゴミ捨て場にあるものなので、いわば生ごみ・・・(それ言ったらあかんのかしら 笑)。
劇団四季『キャッツ』2002年大阪公演夏休み企画配布カード【バストファージョーンズ】
(写真のキャストは村 俊英さん)
劇団四季『キャッツ』【バストファージョーンズ】2001年大阪公演以降のキャスト
※『キャッツ』日本初演は1983年ですが、私が観たことがある時期から記載します。
福岡公演 | 2021年7月27日~2022年4月27日 |
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正木棟馬、藤田光之、中橋耕平 | |
東京公演 | 2018年8月11日~2021年6月20日 |
藤田光之、正木棟馬 | |
大阪公演 | 2016年7月16日~2018年5月6日 |
瀧山久志、飯田洋輔、正木棟馬、橋元聖地、藤田光之 | |
札幌公演 | 2015年1月18日~2016年3月21日 |
飯田洋輔、橋元聖地、正木棟馬 | |
福岡公演 | 2014年4月~10月4日 |
正木棟馬 | |
静岡公演 | 2013年9月15日~12月1日 |
正木棟馬、橋元聖地 | |
仙台公演 | 2013年4月23日~8月20日 |
正木棟馬、飯田洋輔 | |
広島公演 | 2012年12月09日 ~ 2013年3月24日 |
正木棟馬、田島亨祐 | |
横浜公演 | 2009年11月11日~2012年11月11日 |
村 俊英、渋谷智也、キムスンラ=金森 勝、田島雅彦=田島亨祐、飯田洋輔、寺田真実 | |
東京公演 | 2004年11月11日~2009年5月3日 |
村 俊英、渋谷智也、キムスンラ=金森 勝、田島雅彦=田島亨祐、飯田洋輔、寺田真実 | |
仙台公演 | 2003年12月19日~2004年5月5日 |
村 俊英 | |
広島公演 | 2003年8月2日~11月24日 |
キムスンラ、村 俊英 | |
静岡公演 | 2003年4月29日~7月9日 |
村 俊英 | |
大阪公演 | 2001年3月11日~2003年1月30日 |
村 俊英、渋谷智也、キムスンラ |
劇団四季『キャッツ』【バストファージョーンズ】についてのメモ
「再生」という深遠な作品の主題に対して、バストファージョーンズは、27匹の中で随一の俗物ですよね。
今年、初見の人と一緒に観劇した後で、「まあ、あれはジェリクルキャッツには選ばれないだろうなあと思った(笑)」と言われましたが、うん、「今」が幸せそうで、別に天上に上る必要はなさそう。
でも、マンカストラップの「いろいろな生き方の猫をお目にかけよう」という言葉の通り、
こういう生き方もあって、本人(猫)は幸せで、輝いていると見ることもできると思います。
周りも、一見彼をあしらっているようでいて、それでも受け入れているし。
バストファージョーンズのメイクは、その前後のガスの姿の時とは全く違いますから、ガスメイク→バストファメイク→ガスメイク、に早替えしている、ってことですよね?
トークイベントなどがあったら質問してみたいです。