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【劇団四季キャッツの猫たち】オールドデュトロノミー(’02配布のカード)

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この記事では劇団四季ミュージカル『キャッツ』オールドデュトロノミー役について、2002年大阪公演夏休み企画で配布されたカードの記録を兼ねて、キャラクター紹介をしています。

オールドデュトロノミーは、天上に上るジェリクルキャッツを選び出す猫たちのジェリクルリーダーです。

2019年12月公開(日本では2020年1月24日公開)の実写(?)映画では女性が演じる役になっていますが、
原作詩での三人称は「彼」で、妻がいる、という描写もあります。
なぜ映画では女性ということになったのかな?

劇団四季ミュージカルでは、男性の、ハイバリトン~テノール音域の歌い手の方が演じることが多いです。

劇団四季『キャッツ』【オールドデュトロノミー】ってどんな猫?

<オールドデュトロノミー>

「ジェリクルソング」での一言ソロは「行きつけるか 天上へも」

長老猫。

デュトロノミーは、旧約聖書の「申命記」の意味。
上馬キリスト協会さんの本「世界一ゆるい聖書入門」ではたいくつだから読まなくていい、とされていた「申命記」ですが、モーセがイスラエルの民に律法について説教する、という内容なので、端から読んでいくと確かに面白くはないかも・・・(私も通読したことはありません)。

オールドデュトロノミーは、ジェリクル舞踏会の後、夜明け前に、新しいジェリクルライフによみがえる猫を選び出すジェリクルリーダー。
日本の猫なら猫又になりそうなくらいの、長い年月を生きてきた、とされており、地上と天上をつなぐ役割を担う存在のようです。

ただ、役者さんとしては意外と若い人が演じることが多く、「ジェリクルソング」では俊敏にタイヤに飛び乗る様子が見られたりします。
モップのようなオールドデュトロノミーの衣装はかなりの重さだそう。


劇団四季『キャッツ』2002年大阪公演夏休み企画配布カード【オールドデュトロノミー】


(写真のキャストは小林克人さん)

劇団四季『キャッツ』2002年大阪公演夏休み企画配布カード【オールドデュトロノミー】

※『キャッツ』日本初演は1983年ですが、私が観たことがある時期から記載します。

福岡公演 2021年7月27日~2022年4月27日
飯村泰志、橋元聖地、髙橋祐樹
東京公演 2018年8月11日~2021年6月20日
橋元聖地、金本和起、飯田洋輔、飯村泰志
大阪公演 2016年7月16日~2018年5月6日
飯田洋輔、山田充人、橋元聖地、種井静夫、正木棟馬
札幌公演 2015年1月18日~2016年3月21日
村 俊英、橋元聖地、平良交一、山田充人
福岡公演 2014年4月~10月4日
橋元聖地、山田充人
静岡公演 2013年9月15日~12月1日
増田守人、青井緑平、山田充人
仙台公演 2013年4月23日~8月20日
青井緑平、山田充人
広島公演 2012年12月09日 ~ 2013年3月24日
山田充人、種井静夫、青井緑平
横浜公演 2009年11月11日~2012年11月11日
種井静夫、橋元聖地=チェ ソンジェ、青井緑平、米田 優、山田充人
東京公演 2004年11月11日~2009年5月3日
石井健三、小林克人、種井静夫、青井緑平、チェ ソンジェ
仙台公演 2003年12月19日~2004年5月5日
増田守人、小林克人
広島公演 2003年8月2日~11月24日
増田守人、小林克人
静岡公演 2003年4月29日~7月9日
増田守人
大阪公演 2001年3月11日~2003年1月30日
石井健三、小林克人、佐川守正、増田守人

劇団四季『キャッツ』【オールドデュトロノミー】2001年大阪公演以降のキャスト

2002年、大阪MBS放送で「キャッツに乾杯」というミニ番組が放映されていて、オールドデュトロノミーの回は、佐川守正さんがインタビューに答えていたんですね。

オールドデュトロノミーは、何もしない、寝てばかりいる。でも彼が最後に歌うアリアはすごく深い意味があるんです。

という佐川さんの言葉を、「アドレッシングオブキャッツ」(猫からのご挨拶)を聞きながら思い出すことがよくあるんですが、

あの歌は、取り立てて美麗な言葉が入っているわけではないのに、なぜか、涙が出るほど感動することがあります。

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