この記事では劇団四季ミュージカル『キャッツ』ミストフェリーズ役について、2002年大阪公演夏休み企画で配布されたカードの記録を兼ねて、キャラクター紹介をしています。
黒メインで、胸元と手足が黒いオス猫です。
2幕後半に、華やかな見せ場があるので、初見でもこの猫は覚えて帰る人が多いと思います。
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劇団四季『キャッツ』【ミストフェリーズ】ってどんな猫?
<ミストフェリーズ>
「ジェリクルソング」での一言ソロは「天国にも」
魔術師猫。
「ミストフェリーズ」ナンバーではおとなしくて小さなかわいい黒猫、と紹介されますが、
実際の外観は真っ黒ではなくハチ割れ猫、クツシタ猫、といった風の、黒メインのボディに、一部白が入った猫。
1998年福岡の大幅リニューアル前はナンバー時はほぼ真っ黒でした
小柄、という設定で、さすがにずば抜けて身長が高い人はいないものの、冷静に見るとそう小柄でもない方もいます。
2015年札幌公演で、岩崎ミストフェリーズ、萩原マンカストラップ、田邊タガーを並んだのを見て、「これ、カツラのボリューム引いたらみんな同じくらいの身長なんじゃ・・・?」と思いました。
若い猫なのだろう、とは思いますが、いろいろ不思議な感じがしますよね。猫又クラスで長生きしている気もする・・・
2018年8月開幕の東京公演からは、自分のナンバーでミスト自身の歌がなくなりました(タガーがすべて歌う)。
劇団四季『キャッツ』2002年大阪公演夏休み企画配布カード【ミストフェリーズ】
(写真のキャストは蔡暁強さん)
劇団四季『キャッツ』【ミストフェリーズ】2001年大阪公演以降のキャスト
※『キャッツ』日本初演は1983年ですが、私が観たことがある時期から記載します。
福岡公演 | 2021年7月27日~2022年4月27日 |
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押田 柊、横井 漱、桒原 駿 | |
東京公演 | 2018年8月11日~2021年6月20日 |
松出直也、桒原 駿、草場有輝、山科諒馬、押田 柊、横井 漱 | |
大阪公演 | 2016年7月16日~2018年5月6日 |
一色龍次郎、松出直也、永野亮比己 | |
札幌公演 | 2015年1月18日~2016年3月21日 |
岩崎晋也、永野亮比己、一色龍次郎 | |
福岡公演 | 2014年4月~10月4日 |
永野亮比己、岩崎晋也 | |
静岡公演 | 2013年9月15日~12月1日 |
永野亮比己 | |
仙台公演 | 2013年4月23日~8月20日 |
松島勇気、永野亮比己、岩崎晋也 | |
広島公演 | 2012年12月09日 ~ 2013年3月24日 |
永野亮比己、松島勇気、岩崎晋也 | |
横浜公演 | 2009年11月11日~2012年11月11日 |
松島勇気、金子信弛、岩崎晋也、永野亮比己 | |
東京公演 | 2004年11月11日~2009年5月3日 |
松島勇気、蔡 暁強、坂本登喜彦、杜 彦昊=杜龍之介、金子信弛、岩崎晋也 | |
仙台公演 | 2003年12月19日~2004年5月5日 |
蔡暁強、松島勇気 | |
広島公演 | 2003年8月2日~11月24日 |
蔡暁強、坂本登喜彦、望月龍平( | |
静岡公演 | 2003年4月29日~7月9日 |
蔡暁強、坂本登喜彦 | |
大阪公演 | 2001年3月11日~2003年1月30日 |
加藤敬二、蔡暁強、坂本登喜彦 |
劇団四季『キャッツ』【ミストフェリーズ】についてのメモ
1998年以降、衣装の大幅な変更はないのですが、ミストフェリーズは、かつらの「耳」の形が変わっていますね。
2002年ごろは今よりも耳が小さめで、カーブもなかったです。
私は、継続的に劇団四季の舞台を観るようになったのが2002年5月『キャッツ』大阪公演@MBS劇場からなんですけれど、最初に「このキャストさんのこの役が特に好き」というのができたのは、坂本登喜彦さんのミストフェリーズです。
坂本さんは、当時も劇団四季のバレエ講師で、今もオーディションの写真などでときどき映っていることがありますね。
ミスト役はやはりすごくインパクトが強いので、坂本さん以外も、時間が経っても印象に残っている人が多いのですが、
15年以上たっていますので、観劇通い初期に観た蔡さん望月さんはとっくの昔に退団されていますし、松島さんももうミストで出ることはないかなあ。
新しいキャストさん出る時に、ミストフェリーズ役は特にチェックしてしまいます。
目立つ役だから、という以上に、なんかひかれるんですよ。
私は、どの作品でも役の軽重はないと考えていますが、ミストフェリーズが『キャッツ』の男性の役の中でのある意味での花形であり、目指される役であることは間違いないでしょう。
テクニカルな面だけでなく、本当に、息をするように魔法を使う、という雰囲気が必要な点でも、なんかしらの華というか、光るものが見えることが要求されますが、これまで拝見してきたマジカル・ミスター・ミストフェリーズは、それぞれの魔法の存在感を持っていたと思います。