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劇団四季「リトルマーメイド」(大阪四季劇場)のC席の見え方は?

劇団四季リトルマーメイド C席 見え方
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この記事では、大阪四季劇場で上演中の劇団四季『リトルマーメイド』の、C席からの見え方について、私、あおなみ(@aonami491)が、東京・大井町の四季劇場・夏『リトルマーメイド』東京公演のC席での観劇した経験から、「C席からの見え方」をまとめています。

劇団四季の『リトルマーメイド』、大阪四季劇場のC席ってどんな感じなのか知りたいです。1枚3,240円で安いのはいいけれど、すごく見づらかったり遠かったりする?
個人的には『リトルマーメイド』公演ではC席はそれほど見づらいわけではなくコスパはいいと思います。

私がC席観劇をしたのは東京の四季劇場・夏なのですが、「夏」と、名古屋四季劇場、大阪四季劇場は、客席の作りが似ているのでそれぞれで経験した見え方は互換性があると思います。

ただし、「遠く または 近く感じる」は、個人の主観です。そこは了承の上で、参考として読んでください。

ちなみに私はオペラグラスを使うのは苦手で、C席で見るときも基本はオペラグラスを使いません。

劇団四季『リトルマーメイド』大阪公演のC席の位置は?

<大阪四季劇場の座席表>

比較のために、四季劇場・夏の『リトルマーメイド』の座席表、名古屋四季劇場の『リトルマーメイド』の座席表も載せておきますね。(3ヵ所とも劇団四季四季の会会報誌「ラ・アルプ」より)

<四季劇場・夏の座席表>

<名古屋四季劇場の座席表>

四季劇場・夏と名古屋四季劇場はあまり違いがないのですが、
大阪四季劇場だけ、ちょっと形が違い、横幅が狭く、奥行きが少しだけあり、C席のサイドブロックは3列あります。

ただ、大阪四季劇場の2階S席に入ったときに、他の劇団四季専用劇場と比べて大きく印象は変わりませんでした。

なので、私の「四季劇場・夏」でのC席観劇の感想でも、大阪四季劇場での席選びの参考にはしていただけると考えます。

2018年12月に『リトルマーメイド』が開幕する北海道四季劇場は、2階席がなく、C席は1階の最後方にあります。
他の四季劇場の、1階最後部よりも距離は遠くなりますが、代わりに2階席が上にかぶさらないので、一番後ろの席でも圧迫感はないでしょう。
ただ、私は北海道四季劇場の、ここまで後ろの席には座ったことがないので、あくまでも推測です。


劇団四季『リトルマーメイド』のC席の見え方は?

劇団四季の、専用劇場は、どこも客席が遠くなりすぎないように設計されていて、実はC席でも遠すぎてなんだか分からないということはありません。

『リトルマーメイド』大阪公演のチケットは、次のようになっています。

S1、S(1階、2階)席 四季の会会員9,720円/一般10,800円
A席 8,640円
B席 6,480円
C席 3,240円
ファミリーゾーン
S席子供料金 5,400円
A席子供料金 4.320円

(価格はすべて税込み、消費税増税の際は変更される予定)

中でC席は3,240円と、映画館のプレミアム席程度の価格で、1列しか違わないB席の半額なので、やっぱり「安い!」という感じがしますよね。

C席のメリット

値段が安い

C席の値段は3,240円ですから、シネコンのプレミアムシートくらいの値段ですね。
エンタメ系の料金としては、やはり安いと言えるのではないかと思います。

床照明が美しい

C席に限らず、2階席は床にあたる照明の色や模様がよく見えます。これは1階席ではほぼわかりません。

『リトルマーメイド』では、海の中のシーンでは、海底に陽の光が揺らめく様子、海辺のシーンでは、砂浜と波打ち際も照明で表されています。「波打ち際」をC席から初めて見たときに「おお!」と感動しましたよ。

また、床に映る照明だけではなくキャラクターの心情に合わせた照明の色や強さなどの演出効果も、舞台から離れた席の方がよく分かります。

フライングシーンが見やすい

『リトルマーメイド』では、特に1幕は海の中のシーンが多く、アリエルなど人魚たちが泳ぐ様子をフライングで表現していますが、1階席の前の方では上を見上げる角度になり、前から3列目くらいまではやや首が疲れます(笑)。

一方、C席など2階席では少し見下ろす視線になり、体にはラクで、見やすいです。

センター・サイドの見え方の差が少ない<

例えば、1幕のエリックの船ハルモニア号の甲板は、1階席では、上手ブロックからは向かって左が見づらく、下手ブロックに座っていると向かって右が見えにくくなります。

でもC席くらい離れていると、下手ブロックからでも船の左側にいる俳優さんもマストや船首に遮られずに見えやすいです。

もちろん、C席でもセンターブロックの席を買えればそれに越したことはないのですが、サイドブロックの端の席でも「見きれ」は1階席の前方より少なくなります。

<「見えてはいけないもの」が見えることってある?>

たとえば、浜辺のシーンでは、ボードで作られた岩のセットの後ろでアリエルとフランダーが「海面に浮かんでいる」ように演技をしています。C席で上から見下ろすと、隠れている部分が見えてしまうのでは?
と私も心配していたのですが、そんなことはありませんでした。

音響のバランスが良い

C席だけではなく、1階後方の席や、2階のS席でもそうなのですが、
舞台からある程度離れたほうが、音全体がバランスよく聞こえます。

例えば1階S席の4列あたりでは、マイクを通した声と、俳優さんが発している生の声がかぶっているので、聞こえ方としてはちょっとアンバランス感じになることが多いんです。個人的には、その臨場感も好きなんですけれど。

後ろの方の席では、すべてが音響さんが調整した音で聞こえますので、本来、作品として設計された音で聞こえます。

C席のデメリット

そうはいっても舞台までの距離はある

C席になると、さすがに細かい表情や衣装の模様、小道具の細部などは見えません。オペラグラスは視界が狭くなりますので、使うにしても初めてだと、どこを見ればいいのかわからないですよね。

オフマイクの言葉については、『リトルマーメイド』では、アンサンブルさんのオフマイクは、わりと大きな声で叫ぶようなものが多いので、意外と聞こえます。

※オフマイクの言葉

台本に書かれている決まったセリフではなく、キャラクター同士の交流や、独り言としてマイクスイッチがオフの状態でしゃべる言葉のこと。

劇団四季は、台本に書かれた台詞についてのアドリブは厳禁ですが、オフマイクについては自由なのでリピーターにとってはそれを聞くのが楽しみでもあります。『リトルマーメイド』では船乗りの威勢の良い様子、アリエルの姉妹たちの口喧嘩など、マイクオンなのか?と思うような大きさで聞こえることも(笑)。

周囲のマナーがいまいちなことがある

正直、「安い席」「後ろの席」ほどマナーが悪くなる傾向はあります。それでも劇団四季専用劇場での公演は比較的マナーの良い人が多いですし、またS席でもびっくりするような人がいることもありますので、あくまでも「傾向」です。

上演中の私語や、食べ物包みのカサカサいう音など、観劇の妨げになる場合は、幕間休憩中にスタッフさんに言って、注意をしてもらいましょう。

『リトルマーメイド』では、開演前にスマホで緞帳の写真を撮ったり、自撮りをしたりしているお客さんが、他の作品より目につきますが、どちらもNG行為です。
緞帳のロゴには著作権がかかっています。ルール違反をして写真を撮った写真はどこにも公開できません。

2階席は「生徒・学生団体」が多い

生徒・学生だから、といって必ずしも観劇マナーが悪いわけではありませんが、気になる方は劇団四季公式サイトの公演スケジュールには学生団体の有無が記載されていますので、確認することはできます。
ただ、特に平日昼間は修学旅行などの団体が入っていていることが多く、避けるのは難しいかもしれません。土日祝日は比較的、学生団体は少ないです。

また、上演に気になることがあったら、この場合も休憩中にスタッフさんに伝えるとよいです。

まとめると・・・

『リトルマーメイド』大阪四季劇場のC席は、一般的な劇場(特に、やたら箱がデカイ自治体公共ホール系)と比べると舞台までの距離が近く、しかも値段が3,240円なので、「細かいところはさすがに見えにくい」「観劇環境としていまいちなこともある」などのデメリットを承知して買うなら、かなりコスパがよい席、と言えます。

C席だけではありませんが、実は作品全体の完成度はある程度後ろの席の方が味わえる感じがします。

劇団四季『リトルマーメイド』大阪公演のC席・幼児と高齢者は傾斜・階段に注意

小さなお子さんがいっしょで、「チケットが安い」、「何かあったときに外に出やすい」、という理由でC席にしようか、と考える方もいると思います。

私の友だちも、当時3歳の子どもと一緒に四季劇場・夏で『リトルマーメイド』東京公演を観る際には、C席を買っていました。

子ども料金設定があるファミリーS席を、1階だけではなく2階にも設けているくらいなので、劇団側としても2階席にお子さんが来る、という前提で運営はされているはずで、小さな子供だからといって2階席がダメなわけではないです。

ただ、大阪四季劇場の2階席は、1階席よりは傾斜が大きく、特に中央の横通路を挟んで後ろの席は、階段の段差も大きめになります。

そのため、上演中にお子さんがぐずったりトイレに行きたがったりして外に出るときには照明が暗くなっていますので、足元に注意が必要です

また、高齢の方がいっしょの場合にも傾斜や階段のことは考慮に入れたほうがいいですね。

『リトルマーメイド』は、2才以下(3才未満)のお子さんの入場ができませんのでチケットをお求めの場合はご注意ください。

3才以上小学校6年生以下の子どもが子ども料金になる「ファミリーゾーン」もありますので、小さなお子さんが一緒のときにはそちらを検討してもいいかもしれません。

まとめ・C席にはC席の良さがあるよ

大阪四季劇場に限りませんが、劇団四季専用劇場は、他の施設に比べるとC席でも舞台に比較的近く、構造上は「C席だからすごく残念」というわけではないと思います。
特に『リトルマーメイド』では、アリエルなど人魚のフライングシーンは2階席の方が、1階席前方よりも見やすいです。

また、四季の俳優さんは、劇場の一番後ろまでセリフ・歌詞が聞き取れるようにトレーニングを積んでいますので、言葉が聞き取れないということはまずありません。

C席からは顔の造作はオペラグラスを使わないと見えませんが、表情は、顔だけで作るものではなく、姿勢や動きなどでも表されているのでC席でも演技が表すものは分かります。

個人的には、観劇も、食べもののお店も「初めての時は一番いいもの、それで気に入ったらリピートする」という主義なので、
もし、初めての『リトルマーメイド』観劇だったら、2階か1階のS席のセンターに近い席がおすすめではあるのですが、何かの事情でC席で観ることになってもきっと楽しめると思いますよ^^

ご参考になれば幸いです。


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