劇団四季ミュージカル『リトルマーメイド』のおすすめの座席について、
管理人あおなみ(@aonami491)が、東京、名古屋、大阪で観劇した経験をもとにまとめました。
東京の四季劇場・夏、名古屋四季劇場、大阪四季劇場は、客席の配置が似ていますので、
東京公演・名古屋公演での経験も大阪四季劇場に当てはまると思います。
主に、
他の四季の舞台を観たことはあるけれど『リトルマーメイド』は初めて
という方むけです。
私の独断と偏見ですが。
見やすさ優先なら、
1.S席2階センターブロックの1、2列目
がおすすめ。
舞台に近い前方席ならではの迫力とある程度の見やすさが両立するのは
2.S1席・センターブロックの、床の傾斜角度が強くなり始めるG列くらいから、頭上に二階席が被らないL列あたりまで
コスパ優先なら
3.C席、なにしろ3,240円。全体がバランスよく見えます。遠い、といっても劇団四季専用劇場は他の劇場と比べれば舞台までの距離は近めです。
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劇団四季『リトルマーメイド』大阪公演の席種類・座席位置・価格
大阪四季劇場での、『リトルマーメイド』の席種と位置、値段を確認しておきましょう。
席種、座席位置
席種とチケット販売価格
S1、S(1階、2階)席 | 四季の会会員9,900円、一般11,000円 |
A席 | 8,800円 |
B席 | 6,600円 |
C席 | 3,300円 |
ファミリーゾーン | |
S席子供料金 | 5,500円 |
A席子供料金 | 4,400円 |
2021年4月以降、曜日・時間別料金となります。
席種 | ピーク 土日祝昼 |
レギュラー 平日昼 土日祝夜 |
バリュー 平日夜 |
---|---|---|---|
S1、S席 | 四季の会会員11,000円・一般12,100円 | 四季の会会員9,900円・一般11,000円 | 四季の会会員8,800円・一般9,900円 |
A席 | 9,350円 | 8,800円 | 8,250円 |
B席 | 7,150円 | 6,600円 | 6,050円 |
C席 | 3,850円 | 3,300円 | 2,750円 |
ファミリーゾーン子ども料金 | |||
S席子ども料金 | 6,050円 | 5,500円 | 4,950円 |
A席子ども料金 | 4,675円 | 4,400円 | 4,125円 |
劇団四季『リトルマーメイド』のおすすめ座席
見やすさなら2階S席の1、2列目
2階センターブロック 1、2列
サイドブロック1列目のS席の範囲と、2列目の通路際
『リトルマーメイド』で、私が初めて観る方に一番おすすめしたいのは、2階の最前列の(できれば)センターブロックです。
1階S席のおすすめエリアよりも舞台までの距離は少し遠くなりますが、視力1.0程度でオペラグラスなしでも顔の表情も分かりますし、
『リトルマーメイド』でたくさんある、人魚たちがフライングをするシーンが見やすいんです。
またエリック王子の船が登場するシーンも、船の看板は3mくらいの高さがありますので、2階最前列くらいがお芝居が見やすいのです。
一般に「見やすい」とされている1階席前方は『リトルマーメイド』ではどうしても見上げることが多くなります。
それから、『リトルマーメイド』では、床に映し出される照明で、海中に差し込む光や、浜辺に打ち寄せる波を表していて、2階から見るととてもきれいなので、その点でもおすすめです。
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海の中のシーンは、照明で床にこんな感じの模様ができていたり、
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浜辺のシーンでは、こんな感じで、ベージュの陸地と、水がある部分が、床に照明で描かれているんです。
(写真はどちらも実際の海のものですが、これにけっこう近いイメージでした)
やっぱり舞台に近い方を選ぶなら1階S席
1階 センターブロック G~L列くらい
サイドブロック G~L列くらい センター寄りの通路際
『リトルマーメイド』に限らず、1階席センターブロックの、10列あたりはどの作品でも普通に見やすい席です。
フライングなどの見上げる場面も、このくらいの列ならそんなにキツくありません。
1~4列では床の傾斜角度が少ないため、前の人の頭が舞台にかぶりやすいです。
『リトルマーメイド』では、2幕の最初の、アリエルが歩く練習をする場面や、2幕の「キス・ザ・ガール」で、アリエルとエリックがボートに乗っている場面など、意外と、床に近い位置でお芝居をしていることがあり、前の人の頭で隠れて見づらいことがあります。
また前すぎると、フライングシーンや、エリック王子の船の看板でのお芝居で首が疲れます(苦笑)。
6列目くらいからは傾斜が少し深くなって、そういうことも少なくなります。
サイドブロックの通路のすぐ横は、舞台の方を見ると、視線が「通路」の上を通るので、前のお客さんがかぶらない、という点では快適です!
コスパがよいC席
C席は3,300円。
映画のプレミアムシートと同じくらいの値段で、生の舞台が観られてしまう、お得席です。
劇団四季専用劇場は、全体に客席が舞台に近くなるように設計されています。
C席でも、どうして俳優さんの顔の表情を細かく見たい、ということでなければオペラグラスなしでも楽しめます。
『リトルマーメイド』C席からの見え方はこちらにまとめました。
ただし、足元が少し狭いなどの、C席ならではのデメリットについてはこちらをチェック。
C席チケットは、どのプレイガイドでも販売しているわけではなく、
劇団四季公式の他は、JR西日本など一部のプレイガイドでの取り扱いになります。
ファミリーゾーンってどうなの?
ファミリーゾーンは、S席とA席で、公演当日3才から小学校6年生までの子供は、子供料金が適用される座席のことです。
緑色で囲んだ席がファミリーゾーンです。
『リトルマーメイド』では、観劇当日に3才になっていない子供は入場することができませんので、まず、その点はご注意ください。
3才以上はどの席でも制限はありません。
子供料金が設定されているファミリーゾーンだけではなく、大人と同じ料金を払って、一般用の席で観劇することもできます。
子供料金の適用は、劇団四季公式サイトや劇団四季チケットセンターオペレーター電話、劇場窓口などで「子供料金」で購入した場合に限られます。
大人料金で購入したチケットで子供が観劇することになった場合も払い戻しはありませんのでご注意ください。
1階後方のS席ファミリーゾーン
名古屋四季劇場でのことですが、この位置に座ったことがあります。
2階席が上にかぶるのでやや圧迫感がありますが、見え方としてはそんなに悪くなかったです。
これくらい舞台から距離があると、端っこの席でもあまり見切れはありません。
S席ファミリーゾーンの1階後方席からの見え方についてはこちらの記事に詳しくまとめました。
1階サイドA席ファミリーゾーン、2階A席ファミリーゾーン
端っこになるほど見切れが多くなるので、個人的には、多少遠くても全体的に見える2階A席ファミリーゾーンの方が見やすいと思います。
3、4才の子供が一緒の場合は、上演中に「トイレ!」と言われたり、泣いてしまったりした場合に、外に出やすいよう、1階の、通路に近い席を選んでおくと安心です。
『リトルマーメイド』では、通路を使う演出はないので、だいたいの時間は外に出ることができると思います。
子供が泣き止まない場合などにはスタッフさんが誘導に来ますので、1階後ろの親子観劇室へ。
落ち着くまでそこから観劇します。
最後までおとなしく見られないかも、といった理由で、値段の安い2階B席、C席に、小さなお子さんと一緒に来られる方もよく見ます。
2階B席、C席利用に年齢制限はありませんが、2階席は階段の傾斜がきつく、小さな子を連れての移動はしにくい点にご注意ください。
『リトルマーメイド』最前列は?
最前列は確かに特別な席ではあるのですが、見やすいかどうかはまた別問題です。
1幕で一番盛り上がる「アンダー・ザ・シー」では、魚のパペットを、お客さんの頭の上をかすめるように動かす場面があり、その時の臨場感や楽しさは最前列ならではだなあ、と思います。
また、舞台に近い席で楽しいのは、「オフマイク」といって、台本に書かれているセリフ以外の言葉(正式なセリフではないのでマイクがオフになっている)での、キャラクター同士のやり取りや、独り言が聞こえて俳優さんの個性が垣間見えることですね。
群舞などでは人同士が重なって見えにくくなります。
『リトルマーメイド』の場合、フライングなどで舞台の上の方まで使っている場面が多いので見上げることが多くなり、疲れます。
劇団四季『リトルマーメイド』大阪公演おすすめ座席・まとめ
見やすさ優先なら
S席2階センターブロックの1、2列目
見やすく、かつ、ある程度舞台にも近い方がいいなら
1階S席センターブロックG~L列、またはサイドブロックG~L列のセンターに近い通路際
コスパ最優先なら
C席(2階席の一番後ろ3列)
ファミリーゾーンなら
おそすめ1位であるS席2階1、2列目、それ以外ならS席後方のセンターブロックや2階A席
ですが、これは「どうせ選ぶなら」ということであって、
お勧めに入れなかった、大阪四季劇場センターブロックD列(4列目前すぎる)、センターブロックN列(14列目やや後ろすぎる)でもそれぞれ楽しかったですよ。
修学旅行や、PTAなどの団体観劇で初めて観るような場合、
そういった団体観劇では、おすすめ以外の座席である可能性が高いですが、どの席に座っても、フライングで泳ぐ人魚たちの動きの美しさ、「アンダー・ザ・シー」の場面の楽しさは伝わると思います。
ただ、初めての観劇があまり条件の良くない席で、
「今度はもっといい席で観たい」
と思っている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。