この記事では、キャッツ・シアターの「一番後ろの列のA席からの見え方について、実際に観劇した感想をまとめています。
『キャッツ』A席の値段は8,640円で、会員価格S席10,800円より2,000円以上安いんですが、3,240円のC席なら「多少見づらくてもこの値段なら仕方ないか」と割り切れても
悩んでしまい、なかなか手が出ませんでした。
同じように、「どうせならS席にするべき?」と迷っている方の参考になれば幸いです。
ただし、当然ながら、「見えにくい、見えやすい」というのは個人の主観なのでその点はご了承くださいね。
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「キャッツ・シアター」A席の位置
大井町にある「キャッツ・シアター」のA席は、
- センターに近い、最後列と後ろから2列目
- 多少前の列で上手、下手のサイド側
に設定されています。
この図の、赤で囲んだ部分がA席です。
今回私が座ったのは、センターのブロックの一番後ろ、20列-40です。
キャッツ・シアターのA席は「ファミリーゾーン」になっていて、子どもが観劇する場合は、4,320円の子供ども料金で買うことができます。
「キャッツ・シアター」A席はどこで買えるの?
キャッツ」東京公演のA席は、劇団四季(SHIKi ON-LINE TICKET、自動電話予約、オペレーター電話予約、劇場窓口)の他に、
チケットぴあ、JR東日本チケットセンター、JR東日本びゅうプラザ
などで取り扱いがありますが、「どのプレイガイドで購入するか」によって、購入できる席が違います。
今回の席は劇団四季公式の、前日予約で購入しました。
<前日予約とは?>
劇団四季では、当日券の前日予約、というシステムがあります。
四季の会会員は14時~0時自動電話予約/オペレーター電話予約
一般の人は15時~18時オペレーター電話予約、19時~0時のインターネット予約で、購入できます。
前日予約では、この時点まで売れ残っている席の他、招待席やプレス用にキープされていて販売されなかった席が販売されます。
「キャッツ・シアター」A席(センターブロック最後列)の見え方
良い点
- 舞台に対して真ん中の位置で、見切れはあまりない
- 前方席よりも床の傾斜があって前の人の頭が視界に重なってしまうことが少なく見通しが良い
- 『キャッツ』は舞台に少し傾斜があり、後方席からは舞台の奥の方も見えやすく群舞がきれいに見る
ラムタムタガーが、客席で女性のお客さんと踊るところもほぼまっすぐ目線の先で、遠目ですがしっかり見えました。
イマイチな点
- 一番後ろの席なので、舞台までやはり多少の距離感はある
- 『キャッツ』は薄暗い場面も多いので細かい表情は見えにくいこともある
『キャッツ』は、夜から夜明けという時間設定なので、基本的に常に舞台上が薄暗いんですね。
「スキンブルシャンクス~鉄道猫」や、
「ミストフェリーズ~マジシャン猫」終盤のような、ぱーっと明るい照明の場面もあるんですが、
暗がりでスポットライトで陰影をつけるような場面も多く、
そういうところでは、最後列A席からはちょっと見えにくさを感じました。
オペラグラスは必要?
この席で観劇したときにはオペラグラスを持参して使いました。
先ほど書いたように、あまり舞台が明るくないので、顔の表情や猫メイクをはっきり見るにはオペラグラスは必要です。
でも、(いつも言うことですが)俳優さんは全身で表現をしていますので、オペラグラスで見ないとお芝居がわからない、ということはないと思いますよ。
オペラグラスを使うと、グラスの視界に入る部分以外は見逃してしまいますから、使うかどうかは好みですね。
オペラグラスは劇場で借りることもできます
「キャッツ・シアター」ではオペラグラスの貸し出しはありません。
必要かな?と思ったら、8倍くらいの手ごろなモデルを買ってもいいと思います。
初めて『キャッツ』を観る人にとっては?
センターブロック一番後ろのA席は全体がバランス良く見え、初めての人にとっても悪くない席です。
例えば、サイドブロックC席11列の方が、舞台には近いのですが、角度の深い斜めや真横から見ると、分かりにくいこともあります。
個人的には、初めての方には、舞台まで多少距離があっても、センターブロックA席の方が向いていると思います。
「キャッツ・シアター」最後列A席で猫は近くに来てくれる?
『キャッツ』では、上演中~カーテンコールまでの間、何回か、猫が客席通路に降りてくる場面があります。
20列―40の、左側の通路には
- 「オーバーチュア」(目チカ):不明(カッサンドラかな?)
- 「ネーミングオブキャッツ」:ジェリーロラム
- 「ミストフェリーズ~マジシャン猫」:ランパスキャット
が通路に来ます。
でも、舞台まで距離が一番遠く、まっすぐに舞台から来られる通路がない(角を曲がる必要がある)ためか、ジェリーロラムもランパスキャットも、一番後ろまでは来なくて、15列あたりで止まっていました。
俳優さんによっては、一番後ろまで来てくれるかもしれませんが。
猫が四つ這いで客席通路を歩く姿を見られるのは真ん中から前のほうの席ですし、
一番後ろのA席では、猫とのコンタクトは「うすい」という印象です。
カーテンコールでは、猫たちが客席まで下りてきて観客と握手してくれます。
20列-40番にはシラバブが来ます。
シラバブはみんなに可愛がられている幼い女の子の猫で、小柄な俳優さんが演じることが多いです。
私が観劇した日はシラバブ役は松尾優さん。
メイクもとっても可愛かったです。
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>>シラバブってどんな猫?
他のA席の近くに握手にくる猫もまとめておきます。
まとめ
センターブロック一番後ろのA席の感想をまとめると、「比較的見やすく無難な席」と言えると思います。
センターブロックS席での見え方のまま、距離が少し遠くなる感じ。
「この席だからこそ、これが見える!」という特徴はあまりありませんが、全体的なフォーメーションが見やすく、クセがない見え方です。
それと、一番後ろで自分の後ろには席がないので、背の高い人にとっては、後ろを気にしなくていいのはラクかもしれませんね。
- たまには引いた位置から見ようかな
- 予算上あと2,000円が厳しい!(今回の私…)
- 子ども料金設定がある席にしたい
などの理由で選んでも、大きく残念な感じはないはずです。
ただ、自分自身が猫の世界に入り込んだような臨場感は、やや薄くなります。
その点では、より舞台に近いサイドブロックC席の方が舞台との一体感がありました。