この記事では、劇団四季『キャッツ』を上演している、東京・大井町「キャッツ・シアター」での、おすすめ席についてまとめました。
主に、
劇団四季の公演は観たことがあるが『キャッツ』は初めて
という方向けです。
やっぱり初めて観るなら見え方にクセのある席よりも、普通の意味で見やすい席がよいだろう、という意味での「おすすめ」です。
ただし、キャッツ・シアターは普通の劇場とは違い、劇場全体が扇形で、
多少見づらくても、客席通路に降りてきた猫が近くを通る、などの別の楽しみもありますので、そうした点にも触れます。
2020年2月3日より新型コロナウイルス感染拡大防止のためカーテンコールでの握手が当面中止となりました。
>>劇団四季公式サイトのお知らせ
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『キャッツ』東京公演の座席位置・席種類・価格
まず、『キャッツ』東京公演の座席位置・席種類・価格を確認しましょう。
キャッツ・シアターの座席表
他の四季劇場と大きく違うのは、次のような点。
2階席がない
最前列から4列目までが「回転席」という特殊な席であること
席種・チケット価格
【2019年9月29日18時までの価格】
S回転、S1、S席 | 四季の会会員10,800円/一般11,800円 |
A席 | 8,640円 |
B席 | 6,480円 |
C席 | 3,240円 |
ファミリーゾーン | |
S席子供料金 | 5,940円 |
A席子供料金 | 4,320円 |
【2019年10月1日からの販売価格】
S回転、S1、S席 | 四季の会会員11,000円/一般12,100円 |
A席 | 8,800円 |
B席 | 6,600円 |
C席 | 3,300円 |
ファミリーゾーン | |
S席子供料金 | 6,050円 |
A席子供料金 | 4,400円 |
劇団四季『キャッツ』見やすさでおすすめの座席
「見やすさ」ならS1のこの位置がおすすめ
普通の意味での「見やすさ」を優先するなら、やはりS1席です。
ただしキャッツ・シアターは他の劇場と比べて左右の幅が広いので、S席の中でも真ん中よりの席を選ぶとバランスよく見ることができます。
(クリックすると画像が別に開きます)
席番号で言うと、5列22~74、14列16~80、座席表で赤で囲んだ位置が、舞台を見やすい席だと思います。
舞台が弧を描いているので、サイドブロックからも見やすそうに思えますが、案外とそういうわけでもなく、やはりセンターに近い場所の方が見やすいです。
ちょっとくらい左右側になるのは大丈夫ですが、壁際の席だと、前の方になるほど、舞台に対して「横から見る」角度になります。
ファミリーゾーンで見やすい席は?
家族で『キャッツ』観劇を計画する場合、子ども料金があるファミリーゾーンを検討されている人も多いと思います。
私がおすすめする「みやすい席」からは外れますが、ファミリーゾーンでも比較的見やすい席はありますよ。
- キャッツ」は観劇当日3才になっていない子供は入場ができません。
- 子ども料金のチケットは、大人料金のチケット1枚につき3枚まで購入できます。
- 3才以上の子どもはファミリーゾーン以外の席に大人と同じ料金を払って座ることもできます。
- 大人だけでも、大人料金でファミリーゾーンを利用することができます。
キャッツ・シアターでは、緑色の部分がファミリーゾーンです。
キャッツ・シアターのファミリーゾーンは、後方にありますが、やはりできるだけ中央に近い席が見やすいです。
上の座席表で、赤い丸を付けたA席20列51番に座ったことがあります。
やや遠目でしたが、傾斜がしっかりあって前の人の頭も邪魔にならず、舞台に対してまっすぐに向かい合う位置なので見やすかったです。
詳しくは下の記事でレポートしています。
ファミリーゾーン、といっても、私が観劇した平日昼間は周囲は大人ばかりでした。
幼児と一緒なら通路に近い位置がベター
ファミリーゾーンに限りませんが、
上演中、万が一、「トイレ!」となってしまったり、泣いてしまったりした時のため、小さな子どもと一緒に観劇するときには出やすい通路に近い席の方が安心です。
泣いたり騒いだりしてしまった時には「親子観劇室」または「ロビー」で落ち着くのを待ちましょう。
ただし、『キャッツ』では通路を使う演出がたくさんあります。猫(俳優さん)が通路を通るときには観客は通路に出られません。
席を立つとスタッフさんが誘導に来ますので、指示に従って移動してください。
「キャッツ・シアター」のC席はどう?
キャッツ・シアターでは、C席は、上手の前方、上手の後方、下手の前方、下手の後方の4か所あり、私は上手前方に座ったことがあります。
(クリックすると画像が別に開きます)
詳しくは、こちらの記事にまとめました。
私は、他の劇団四季専用劇場ではC席押しなんですが、キャッツ・シアターに限っては初めての人にはあまりおすすめしません。
特に、キャッツ・シアターの、上手/下手の前方端っこのC席は、舞台に近いので迫力はあるのですが、ほぼ真横から見る角度になってしまいます。
後方のC席は座ったことはないのですが、こちらの方が少し舞台中央側によるので角度的には見やすいのではないかと思います。
「見やすさ」以外のおすすめ席はある?
『キャッツ』では、猫(俳優さん)が客席通路に降りてくる演出が多くあります。
猫がよく通るのは10列目くらいまでです。
「ネーミングオブキャッツ」、「ミストフェリーズ~マジック猫」、カーテンコールでの握手では一番後ろの列まで猫が来ます。
猫がすぐ近くまで来る臨場感を優先するなら、「見やすさおすすめ席」のエリアを外れても、10列目くらいまでを選ぶとよいです
例えば、私が座った、C席の11列92ではマキャヴィティ、A席の20列51番はシラバブが握手にきてくれます。
ただし、担当エリアになっていても時間の関係などで握手できないこともあります。
5列55番は担当としてはラム・タム・タガーですが、たいていは時間切れです。
「キャッツシアター」S回転席はどう?
1~4列は、S回転席、サイドS回転席、という区分になっています。
この席は、オーバーチュア(前奏曲)の間に回転(どう回転するかは実際に劇場でお確かめください)します。
あとは、舞台にものすごく近いので、猫ににらまれたり、すぐ横の通路を猫が通ったり、という臨場感と迫力は抜群。
他の四季劇場の前方席と比べても傾斜が少なく、前の人がかぶったりしてあまり見やすくはないですが、アトラクション的な楽しみ方ができる席です。
S回転席4列目の中央寄りに近い通路際の席であれば、まあまあ舞台が見やすく、通路を通る猫が(場合によりますが)かまってくれたりもします。
『キャッツ』おすすめ席を買うには?
ここまでご紹介してきた、
センターブロックの前方の席や、人気の回転席を購入するには、四季の会会員になって、会員先行予約で買うのが一番確実。
たまに、行かれなくなった人が劇団四季公式にチケットを出品することがあるので、ときどき公式サイトのチケット販売ページをチェックしてみると思わぬタイミングで入手できるかもしれません。リターンチケットも他のチケットと買い方は同じです。
まとめ
「見やすさ」ということで、
初めての方におすすめできそうな席をピックアップしてみましたが、
上にも書いたように、少々見づらかったとしても、その席でしか握手できない猫もいたり、どの席でもそれなりの楽しみはあります。
ただ、舞台に対して「横から」観る位置になってしまう、前方席の左右の端っこは、初めての人は選べるなら避けた方がいいかな。
学校観劇などでその席になってしまったら仕方がないですが・・・
そもそも、キャッツ・シアターって、形が特殊なので、おすすめした「見やすい席」に座ったとしても、どうしても見えにくくなってしまう箇所があります。
つまり、
何度も見るのが吉。
初回がおすすめエリアだったら、次はあえて端っこや後ろの席にしたり、
初めての時が端っこの席だったら、次は先行予約で真ん中目の席にするなど、位置を変えて最低2回は観ると、見えるものがかなり変わるのですごく楽しめると思います!